『沢登り鎖を伝ってめざすもの
静かに眠る 荘厳の世界』
本耶馬渓の小学校勤務したときの担任したO原Y一くん。「先生、山国の西京橋に行こうや。」とショートメールで誘いのメッセージ。
アウトドア派のY一くんです。かつては、「男池の水を取りに行こう。」「〇〇山に登ろう。」と誘われました。
まあ、予定も入っていなかったので、何とか、勇気をもって行くようにしました。
長崎の「西海橋」などは小学校時代の修学旅行で行ったことがありますが、「西京橋」?地元に住んでいながら、知りません。そんな橋があるんだろうかと思っていると、昼過ぎに車で迎えにやってきました。送り迎え付きの西京橋です。
K野清KさんやH口さんが一緒です。みんなY一くんの誘いです。そして、みんな登山の恰好をしています。
「車から降りて、どのくらい歩くのかい。」
と聞くと、「20分くらい。楽しみにしちょきない。」という返事。

何を楽しみにするのだ。山国の道の駅から、かつての三郷小学校中詰分校の横を通ります。どんどん山の中に入っていきます。さらに羽髙の棚田を越えて、イノシシしか通らないのではないかというところまで着きました。
「西京橋」と「天の岩戸」と言う場所がその駐車場から歩いて20分というのです。こんな場所に、2台の県外ナンバーの方がいる。登山家の方々です。
今、インターネットで調べると、
「のみ込まれそうな迫力と大自然の悠々の営みが築いた天然岩の造形に小さい自分をいやというほど思い知らされる場所ともいえます。
中でも、西京橋(仙人梁)とよんでいる橋は巨大な竜が横たわっているような怪奇漂う天然岩です。入り口1メートルどの洞窟がありますが、それが「天の岩戸」といわれ、中に入ると高さ奥行き共に約2.5mほどの空洞で、かつて修験者たちが使っていたものかとも思えます。」

鎖を伝って沢を登り、ロープを伝って、がけを下り・・・すごい迫力のある場所です。

沢がきれい、水がきれい、周りの木々がきれいです。でも沢を登っていくのは、「勇敢さ」が要ります。よくもまあ、こんなところをY一くんはよく知っている。
悪戦苦闘の末、ついに到着。服もしっかり汚れました。
昔は、修験者たちがこの岩でできた橋を通っていたのでしょうか。まあ、かったかくんには無理です。洞窟から見える「西京橋」に重々しいものがあります。雄々しく切り立っています。荘厳の世界です。
到着。すごい。「楽しみにしちょきない。」なるほど。ちょっと感動です。
しばらく眺めて、「西京橋」に癒されました。でもこの橋は、渡れません。渡ろうとも思いません。
「行ってみる?」
行きません。
ちょっと下の「天の岩戸」に行きました。

「きゅきゅっ。」なんとコウモリがいる。
ふるさとにも知らない場所がたくさんあります。
帰りには、「羽髙棚田」や「新藤野湧水」によって帰りました。
ぜひ、勇気がある人は、果敢に「西京橋」「天の岩戸」にチャレンジしてみて下さい。現地にたどり着けた人は、絶景の感動と爽快感があります。どうぞ。
写真で道中の様子を感じて下さい。単なる橋と思い無装備で行ったかったかくんです。
Y一くん、清Kさん、H口さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。