果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

Tさんの紹介者とレモネーディアのリモンチェッロ

2024年11月06日 20時00分16秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は借りている極早生の園地隣のTさんから頼まれ、
河合果樹園最寄り駅近くの飲食店経営者が来園。
5月にてんぷらのお店をオープンするそうだ。
とても感心させられたのは研究熱心さとその考え方。
成功=考え方×情熱×能力といわれる中、
将来性のある若者かどうかはこの年になってくるとほぼわかってくる。
その見極めは良いことでもあり、また生産者としてはつらいことでもある。
東三河フードバレーで多くの人と関わらせてもらった中で、
「一定品質、一定量、一定期間」を否定しなければ
本当の地産地消を達成できないということを
段階的にかかわる食の中に見出せない問題をクリアーしつつあるこの地域。
そんな話から、河合果樹園の一般的に流通できない季節限定食材にも
興味深々度合の「へ~」を連発してもらった。
話は前後するが、とっかかりは初恋レモン果汁・睦月の雫で、
それに感性が共鳴したことから秘密の糸を手繰り寄せたと思う。
レモネーディアの果汁は健康効果が表れるのが早い。
ここでは深く書けないが、ゆっくりと医食同源の世界へ流れて行っている。

話変わってレモネーディアでリモンチェッロを作ってくれた
イタリア料理の「Da Maruco」からつないでくれた
K野菜ソムリエPさんからそれをいただいた。
基本お酒はNGの体になってしまったのでなめる程度だが、
緑のレモネーディアでつくるこの食後酒が
こんなに出来が良いことに驚かされている。
レモネーディアの可能性がまた一つ広がり、
こんなレモンは売れるわけないといわれたことは視認できないほど遠くになった。
話戻って信じるのは自分の感性と、相手の価値観に縛られた常識にとらわれない考え方。
そして一番難しい、何歳になってもくすぶりながらも燃え続ける情熱。
また好奇心が広がりだした!

河合果樹園

レモネーディアの果実とリモンチェッロ

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間違った舵取りと健康フォーラム

2024年10月23日 13時51分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は恵みの雨と意識しているけど、
心の中では線状降水帯が空を覆うことがないかとやや心配している。
メディアではいろいろな品目がさらに値上げというニュースが多い。
理由は企業努力ではもはや対応できないと言うことだ。
生産者のいる土俵は消費者の節約志向と流通の利益確保など、
価格は生産努力を超えているのに上がらない。
河合果樹園ではそんな他人の土俵がいやで2000年から大きく舵を切って、
自分の土俵を作ることを多くの犠牲を払いながら努力してきた。
農業仲間がどんどんやめていく、それも経済がよくわかっている優良農家ほど。
政策では農業者の努力と奮起をうながしているつまりだろうが、
基本脱落した人がそちら側で判断する流れは?歴史の繰り返しだ。
そんなことを思っていても、生産物の生育は待ってくれない。
舵取りは政ではなく、個人に任せる時代だというのは多くの人が、
肌で感じているはずだ。

そんな難しいことを考えていても、
加速度がついている世界は目に見えて変わらないので他のベクトルに向かう。
そんな中少しでも農産物の良さを知ってもらう機会をもらった。
東三河ヤクルト販売株式会社が開催する、
「健康フォーラム」が11月19日(火曜日)13:00~に豊橋公会堂で行われる。
第一部は名古屋大学名誉教授の梛野正人先生による
「腸と筋肉を鍛えておく~癌で手術!その後を考えて~」という講演。
世界トップの名医だそうだ。
そして豊橋百儂人を代表して私と蕃茄儂人さんと玉蜀黍儂人さんの3人が、
東三河ヤクルト販売のT社長の取り回しで「健康につながる”食”を考える」
というテーマで第二部でトークセッションを行う。
さてどんなトークセッションになるか?わくわく感はほどよい緊張と共に湧いてくる。
河合果樹園のレモネーディア露纏のストレート果汁150mlは、
今年からヤクルトレディーさんたちの力で販売をしてもらっていて、
ある程度健康への道が見えだした。
地域の健康につながる農と食の世界、是非参加してもらいたいと思う。

河合果樹園

 

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無農薬グリーンレモン収穫とSpecial Farmers Correction2024

2024年10月18日 09時56分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

極早生みかんの収穫はあっという間に終盤に差し掛かってきた。
夏の限界を超える猛暑、40日もの雨の降らない日々、
雨が降り急な水分上昇で爆発、涼しくなればカメムシの急襲は
収穫量の激減をもたらした。
自然の営みの予報はあてにならず、勘だけが頼りだという環境は、
日頃のグーグル先生頼みに、五感を鈍らせられて、
どうも迷いというすっきりしない心持になる。
来週あたりから無農薬グリーンレモンの収穫ができるかと、
また一つ気持ちの隙間を埋める事象が増えそうである。
毎朝のエサやりが日課のメダカたちの子孫が、
オオカナダモのおかげで元気に泳ぎ回っている。
このメダカの飼育は光合成細菌(PSB)の実験で始めたもので、
水質浄化、色上がりなど、河合果樹園のみかんづくりとリンクしている。
今年は光合成細菌の増やし方講座を3回開催したので、
学びに来てくれた方々の知識の広がりとしてこの実験も一つのネタである。

11月24日(日曜日)はホテルアークリッシュ豊橋で、
農民藝術創造倶楽部のスペシャルファーマーズコレクションが開催される。
今回はまだ細かいところまではつめていない状況だけれど、
来てくれたお客様と生産者と料理人が、この東三河の農産物から醸し出す、
唯一無二の関係を築きながら楽しい催しになることは今までの経験で理解できる。
地産地消、身土不二など数十年の間語られてきた四字熟語には、
人々を魅了する言霊があることはわかっているが、
歴史を紐解くとどうしてもむなしさが表れる。
それは実際の行動や実績として、積みあがるものがないことに起因する。
今回のスペシャルファーマーズコレクションの背景にある東三河フードバレー、
この地域独自の分かりやすく印象的な言霊を
地産地消に変わって伝えていくタイミングになっていると思う。

河合果樹園

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ギンヤンマの飛行と河合果樹園のレモンカプレーゼ

2024年09月21日 10時50分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は暑さの中に北寄りの少し涼しい風が混ざり、
待ち望んだ秋の様相を想像させてくれる。
毎年来てくれるギンヤンマが我が家の家の周りを旋回飛行している。
その美しさは毎年の楽しみで、
また飛行の優雅さときりもみにも似た切り返し飛行がさらに増幅させてくれる。
一瞬少年のまなざしに戻り、時を忘れてじっと見つめる自分がいる。
明日は待ちに待ったまとまった雨が降るというが、
豪雨となり被害が出ないかと心配も纏いだす。
ひりひりの状態の露地みかんは、基次郎の檸檬ではないが、
たくさん爆発することになるだろう。
今年は全国的にみかんは大きな減収を余儀なくされている中、
たぶん最終的な生産量は予測数値を下回ると予測する。
誰も言い出さない、農産物の規格の見直しは必須だと思う。

YouTubeでemCANPUS foodが東海オンエアーさんに取り上げられた。
シェフのダブルIさんも出演しながらという情報を
農民藝術創造俱楽部のグループlineで知る。
「イタリア語だけのメニューでコース料理を
正しい順番で注文できるまで終わりません。」というお題、早速見てみる。

その中に河合果樹園のレモンカプレーゼが3分14秒にメニューとして、
4分19秒あたりからアンティパストとして映っている。
緑、白、赤の三色旗を模したカプレーゼは日本語にすると、
カプリ島のサラダという意味らしい。
以前、レモンなどの視察で行ったカプリ島の青い海を思い出す。
青の洞窟にも運よく入ることができたが、
本場のカプレーゼは知識が追いついていなかった。
21日現在、128万回再生。
東海オンエアーさんのおかげでイタリア通はどれぐらい増えるだろうか?
〖Caprese al "Kawai"limone〗、耳順倶楽部での学びとなりました。

河合果樹園

 

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振り回される自然と負けヒロインが多すぎる

2024年09月09日 15時45分09秒 | 日記・エッセイ・コラム

前回のブログとは打って変わってまた砂漠のような暑さが襲ってきている。
恵みの雨の水分は太陽の日差しに吹き飛ばされ、
大きくなりたいと泣いている極早生みかんを苦しめる。
また潅水作業をしなければならないのだろうか?
そろそろ夏の疲れが襲い来る時季、日にち薬でやり過ごそうか迷う。
日本中の柑橘農家が困っているカメムシの大量発生。
西日本では春先から被害が発生していて、今年の収穫量減必至だとか。
コンビニの明かりに群がっているのをよく目にするカメムシ。
夜の明かりは虫たちにとっては大敵だと養老先生が言っていたのを思い出す。
早く温度が下がってカメムシの活動がゆっくりになるといいのだが・・・。
こればかりは悲しい願いのような気がする。

ここ豊橋を中心とした東三河の風景をちりばめたアニメ「負けヒロインが多すぎる」の第8話で
河合果樹園の初恋レモン・レモネードが3秒ほど描かれている。
現在、abemaTVで見ることができ、私もアニメを見る年齢とはかなりかけ離れているが、
見ることができる9話まで全て見させてもらった。
初恋&レモンライフ研究家としては当然のことだという使命感から見たのだけれど、
自身の高校時代の感覚がフラッシュバックしてきて感情移入の部分もある。
YouTubeには声優さんたちの聖地巡礼が懐かしさを纏いアップされていたり、
マケイン(負けヒロインが多すぎるの略)ファンの
聖地巡礼もいくつかアップされている。
その聖地を巡る旅が素敵の思えるのは、
自身も人に会う旅にシフトしているためだろう。
このマケインへの初恋レモン・レモネードの登場は、
昨年の豊橋百儂人総会で、
豊橋が誇るロケ地誘致の仕掛け人の鈴木惠子さんから、
事後報告だけどと聞かされていたけど
つい最近まで全く忘れていたというのが本当のところ。
豊橋百儂人総会の数か月後鈴木さんは旅立ってしまったのが、本当に悔やまれる。
マケインの話でもう一度もりあがりたいと思いながら、
時間を作ってアニメに描かれている細部を考察してみようと思う。

河合果樹園

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心配がつのる台風10号と光合成細菌の講座

2024年08月28日 15時44分30秒 | 日記・エッセイ・コラム

台風10号の影響で恵みの雨が降り続けている。
打って変わっての仕打ちとなりそうな、雨に喜んで良いのか?
台風は今日現在、ここ豊橋を直撃する予報となった。
一瞬、左にずれて安堵もつかの間、日本列島を横断してやってくる。
まだまだ進路は変わるかも知れないが、
超スローペースの台風に台風情報から目が離せない。
河合果樹園の柑橘類はこの雨で生き生きと見えるけど、
暴風に耐える事が出来るだろうか。
神のみぞ知るという時間が、日曜日頃まで続きそう・・・。

先週の日曜日に第3回の光合成細菌の講座を終えることが出来た。
これも失敗しない光合成細菌の作り方を発見し、
環境に負荷をかけない農業へ舵を切る時代が追いついてきたからこそ、
ここ東三河で目指している食と農の聖地フードバレーへつなげるための講座でもある。
参加者は生産者、野菜ソムリエ、シェフなど異業種が集まり、
それぞれの視点が質問への答えに面白く反映する。
難しい話しはなるべくさけて自身の経験談を交え、
興味が湧くように話したつもりであるが、果たして受け手は?
光合成細菌は有機物やアミノ酸や生理活性物質などを作るが、
生産技術から見て優先順位的なものは各自の捉え方と目的で変化する。
その万能でない部分は、環境から見ると優先順位は上がり時代にマッチする。
ここにも目に見えない大切なものが隠れている。
一つ言い忘れたのが、福岡伸一さんが言う「動的平衡」。
同じように見えても効果の発現はその時々で変わる目に見えない状況で変わる。
目に見えない事をどう捉えるかは五感というか第六感。
もちろん経験値は高いところになければいけない。
今回参加されたTシェフは、バナメイエビの養殖の話しから、
光合成細菌講座に参加したいと思ったという。
料理の幅がこの講座で広がることを思い描いてみる。

河合果樹園

 

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灌水作業という苦行と負けヒロインが多すぎる

2024年08月16日 16時14分58秒 | 日記・エッセイ・コラム

お盆休みと世間では言われているが、
まったく雨が降らない雨乞い必要条件の中、
毎日の灌水に翻弄される。
暑さ和らぐ17時過ぎのルーティーンは軽トラックの冷房で
身体をクールダウンしながらの作業である。
収穫がゆっくりと始まっている
無農薬ライムと無農薬レモネーディアと無農薬こぶみかん、
そして収穫に向けて暑さに耐え忍んでいる
無農薬レモンと無農薬ベルガモットの生育に目を細めながら、
訪れる本格的な収穫の季節を頭の中に描く。
期待していた台風の雨は東へとずれて、
灌水という苦行はまだまだ続きそうである。

ここ豊橋を舞台としたTVアニメ「負けヒロインが多すぎる」が
7月13日から放送されている。
アニメには反応速度がとても遅い私なので、
やっとTVerで第1話と5話を見た。
豊橋の景色や特産品がアニメの中に少々セピア色を感じさせながら登場する。
青春のまっただ中に短い時間なのに鮮明に脳裏に焼き付いている初恋?
という背景をドタバタしながらの描写の中に、
自身のその短い時とオーバーラップしてみる。
還暦を過ぎてからのウキウキ感を探りながら
残りの2話から4話を見てみようではないか。
こんなことが情熱を保つための1ページとして、
巡ってくるのは僥倖なのか?
焼塩檸檬ちゃん(声優:和歌山詩音)、おお!檸檬つながりだ!

河合果樹園

無農薬こぶみかん

無農薬ベルガモット

無農薬レモン

 

 

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猛暑に雨が欲しい&お皿のステージ&フードクリエイターアワード

2024年08月01日 16時01分43秒 | 日記・エッセイ・コラム

困ったことにここ豊橋はまったく雨が降らない日が続いている。
そして高温と乾燥した風が吹き、河合果樹園の柑橘類達も体力を奪われている。
今週から露地みかんの灌水作業を本格的に始めた。
もちろん温室の中の無農薬空間も毎朝晩の灌水は欠かせない。
まだ2週間ほど雨は見込めない予報が心を揺さぶる。
夕立でもいいから少しお願いしますと祈る。

このところ、料理を作ることにどうも気持ちをもっていかれる。
それはホテルアークリッシュ豊橋の料理長と
emCAMPUS FOODの料理長と副料理長に影響を受けているからだ。
生産者という立場を少し相手の立場に踏み込んで、
お互いの距離を縮めていると
自然と生産物をどうしたらお皿のステージに立たせる事が出来るか?
と妄想は膨らんで行く。
柑橘類のジャムは夏野菜にのせて食べるとぴったりくる。
今日はベルガモット100%果汁「ベルガモット物語のItalian Mystery」を
アマニオイルへ一滴入れてドレッシングを作ってみた。
オメガ3のアマニオイルが爽やかな香りに包まれ味が調う。
夏果物にも一滴が光る。
そんな河合果樹園の商品をアレンジに使い、自身の作ったものをリスペクトする。
自身、または自社の作ったものを食べなかったり、
自分の販売したものを体に入れないなど、
プロパガンダと真逆の行動はやはりハートは黒いと思う。

7月29日(月曜日)豊橋市で開催された
第一回フードクリエイターアワードの審査員をさせてもらった。
フードクリエイターの聖地を目指してのコンテンツの一つで、
フードバレー構想実現のいわばアンサングヒーローを発掘するという壮大な目的がある。
生産者代表の審査員として技術的な質問や地産地消に向けての質問など、
素晴らしい登壇者の皆さんの答えを咀嚼し評価するのは本当に難しかった。
ただ食べ物の生産段階にどれぐらい社会的影響力を与えているか?
単なる消費になっていないかは見極めたつもりでいる。
良い経験になったと同時に、自身の高みへの違う階段が見えたような気がする。

河合果樹園

 

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嫌な話の中の光と無農薬ライム新聞掲載

2024年07月18日 19時50分43秒 | 日記・エッセイ・コラム

このところ嫌な話ばかりが耳に入ってくる。
かじ取りは相変わらず当たらず、
何十年とその道筋は間違って
生産者を取り巻く環境は搾取型機構の中に埋もれている。
見た目は良い部分もあるが、
それは生産者レベルで開発した技術であることが多い。
マットリドレー著「人類とイノベーション」の中に書かれている通り、
机上でデータを見て考えた対応策は片方でよい方向であっても、
もう片方をあっという間に低価値のものにしてしまう。
それを生産者も実は知っているという事実を、
国をとりまわすものは知らない。
とうとうこの市で一番の〇〇〇名人の方が離農するという。
理由は先が暗いから、まさに私もその通りだと思う。
また某農業系会社の社長から電話があり、
取引先の優良農家ほどもうやめた方がいいと言っているけど河合さんは?聞かれた。
それほど現状を冷静に見据え、
将来をきちんと予測できる生産者が多いということだと思う。
そんな状況を回避するために自分で自分の土俵を作ってきた。
そして私は細い光を見て、楽しもうとしているのも事実だ。

今日、東愛知新聞に少しづつとれだした無農薬ライムの記事を
一面トップで掲載してもらった。取材してくれたKさんとは無農薬ライムの作りづらさから、
国産が増えないことも理解してもらい、技術レベルの底上げ工夫も聞いてもらった。
さてほとんどが輸入品であるライム、温暖化という要因も作る理由だ。
アルコールとの相性は抜群だが、ライムライス、ライム&胡瓜ジュース、
ライムピザなんかも面白い。
先日はケーキ屋さんもライムを使うと言ってくれた。
作る難しさをクリアする楽しさもあるが、新しい食べ方からのライム文化作りもまた楽し。
嫌な話はなんとか払拭して、夏を乗り切りたいと思う。

新聞記事へ

河合果樹園

 

 

 

 

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温室みかん収穫開始と引き出しへの投資の対価

2024年07月12日 10時30分47秒 | 日記・エッセイ・コラム

猛暑が数日続き昨日から雨が降ったりやんだりしている。
身体は雨が降ると強烈な暑さから解放されて軽やかになる。
河合果樹園の柑橘類たちも潤いを喜び、果実はぐっと成長してくれる。
そしてとうとう温室みかんの収穫が本格的に始まった。
お盆前まで暑さとの戦いの中頑張っていかねばならない。
これから来年のゴールデンウイーク前まで何かしらの収穫と販売が、
迷い道を錯綜しながらエンドレスで続く。
楽しさをちりばめながら無事にゴールできるように、
そして身体をいたわりながら風向きをうまく帆にあてていこうと思う。
それと無農薬ライムが徐々に収穫の運びとなる。
相変わらず一番果は落ちる確率が高く、
蘊蓄の引き出し第二弾も効果は限定的だった。
来年は第三弾をどうしようか?まだ時間はある・・・。

先日、青森のリンゴ農家さんが当園に視察に来た。
有料であることを「当たり前」だと言ってくれ、
当園の根拠のある無農薬栽培への知識と技術に納得してくれた。
その方は有機栽培や無農薬栽培をしている人は嫌いだと言っていた。
理由はその根拠や対処法を説明できないからだと。
私もそうは思っていたので、そのことについてどうしてできるのかを明確にしている。
明確にするには多くの引き出しが必要で、
その引き出しの中身には多くの投資が積まれている。
久しぶりによい農業経営者に出会えたと脳が騒いでくれた。
対照的に行政や大学などの公的機関はそんな感覚はみじんもない。
「予算がないから」と言って、農業界を貶めていることに気がつかない。
ちょうどいいタイミングでそんなことが、つい最近あった。
東京知事選に立候補した石丸伸二さんが言っていた時間と命の関係は、
時間を無駄にしないで生きている人しかわからないのかもしれない。

河合果樹園

 

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