果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

ヤマトシジミ

2009年08月13日 20時26分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

題名からはシジミのみそ汁を想像する方もいるかもしれない。
しかし今回のブログでは貝のヤマトシジミではなく、蝶々のヤマトシジミについてが正解。
豊橋発ブランド貝のシジミは下地のスーパー”一期家一笑”さんでどうぞ。
さてヤマトシジミというのはシジミチョウの中でもごく当たり前に見ることができる蝶で、
幼虫はカタバミを食べることからカタバミのあるところをヒラヒラと飛んでいる。
無農薬レモンの温室ではハダニの天敵が外から入ってくるように、
草取り(手で取ります。)はカタバミなどを残して要らない草だけを取る。

そのためカタバミの葉を食べるヤマトシジミの幼虫にとって、
温室内は格好のすみかになっているのだろう。
今までこんなにたくさんのヤマトシジミが飛んでいるのを不思議と見たことがない。
昆虫の世界ではよくあることだが、発生は年次変動が大きいためなのか。
とにかく飛んでいる様子は結構メルヘンチックに見えて、
蜘蛛たちが多い空間(スパイダーハウス)の中では異彩である。

カタバミには小さなハダニと大きなハダニが共生しているのは知っていたが、
ヤマトシジミの幼虫は今までノーマークだった。
まだまだ虫眼の眼力を養わなければ・・・。
それとこの幼虫はアリとの共生関係にあるということも始めて知った。
ヤマトシジミ自体は無農薬レモンの生育にあまり関係がないと思うけれど、
多彩な蜘蛛たちにとって格好の獲物として、その存在価値はありそうである。
暑さの中で学びの連鎖に自身の脳もデフラグさせられ効率化する。

Sany0232s

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする