アスファルトに陽炎が立つほどの熱が、夕方から放出され熱帯夜が続く。
この時季、農家にとっては灌水作業が毎日の日課になる。
通常は朝方か夕方に作物に水をあげるのだが、
ここ数週間は無農薬レモンに夜灌水している。
日中は他の作業があったり、他の人が使っていて圧力がたりなかったりするためだ。
また日差しを逃れて自身の体調維持という側面もある。、
全部の温室を回ってくると1時間半ほどかかる。
その日や次の日の天候を考えて、水やりの時間は微妙に調整。
待っている間にネットブックで仕事をしながらうまく時間を使う。
メールチェックや情報管理をこの時間にやってしまうのだ。
打ち辛いキーボードでも待ち時間を有効に使うのには仕方がない。
以前よりずっと便利な世の中になったのだから。
闇の中でPCの液晶が光って、自分の顔を幽霊のように青く照らしていると
通りがかりの人はびっくりするかもしれない。
そのうち幻の果樹園:河合果樹園の近くに幽霊が出るという噂も。
この場を借りて正体の報告をさせてもらいました。m(_ _)m
そんな時間にふと周りの景色を見ると、普段気がつかない光に気がつく。
温室の側面に光が反射して、この時間帯の寂しさが演出される。
熱地獄への対応で、心のイグニッションがまわり鼓動が少し高鳴った。