寒さが厳しくなり、露地みかんの葉が少し巻き上がりだし色もかなり褪めてきた。
無農薬レモンは寒さに耐えるためどんどん糖分をためることを、
作り手の私に強いられ窮屈な鉢の中で頑張っている。
粘土団子から自然の力で発芽した野菜たちも旨味を凝縮していく。
そんな寒さの中の14日金曜日、ジェイソンが現れる日でなかったのが幸いしてか
豊橋百儂人の新年会が時間を忘れるほど盛況に催された。
儂人自慢の作っているものを使ったスペシャル料理を持ち寄り、
また百儂人サポーターの皆さんも後世に伝えたい食べ物や飲み物を持ち寄り、
普段体験できないひとときになった。
河合果樹園は味付けを一切せずに粘土団子から出てきた野菜に
無農薬レモネーディアを混ぜた自然農サラダ。
そしてまだ食べたことがないサポーターもいることことから
当園のレモンを皮ごと練り込んだ一期家一笑の初恋レモンコロッケ。
ここにそのほかの料理をすべてを紹介できないのがとても残念だ。
そして時間は前後するが百儂人サポーターの上條貴子さんが当園の見学に来てくれました。
彼女の著書「穀物大作戦!」をこの日までに読んでおこうと思って、
ネットで注文したのだが間に合わなかったので、
失礼ながら感性のみでお話をさせてもらった。
素敵な着物の女性に新年会用の自然農野菜を取らせてしまったりして、
人使いが荒いことがばれてしまったかと回想する。
目指すベクトルは同じなのか
微調整をお互いの気でできる素敵な出会いになったと思います。
台所革命の原点は、私たちの農のフィールドに隠されています。
ビデオに撮った「イタリア ビエモンテ 至高の郷土料理に学ぶ料理人奥田政行」を見ながら、
ふといろいろなことを考えるとつい稚拙美に憧れてしまいます。