果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

温暖化と幸せのキイロテントウ

2015年12月27日 19時25分38秒 | 日記
「もういくつ寝ると~♪」と、27年もカウントダウンに入った。
露地みかんの収穫は終わり、選別貯蔵作業を残すのみ。
無農薬レモンや無農薬レモネーディア、そして温室みかんの管理はエンドレス。
作業の交錯も慣れれば何とかこなせるが、慣れるのに遠き年月を要する。
初恋リーフは収穫を止めているけれど、まだ温かさに助けられて成長を続けている。
例年であればとっくに、成長を止めているのに・・・。
露地のレモネーディア露纏はこちらも例年になく大きくなっている。
これから何年かは温暖化の影響で泣かされるパターンに入ったようだ。
原油が安くなっているのはいいが、使う量が増えるのは温暖化を助長する。
環境に負荷をかけずそれに対応する安全な技術を、自然に即して考えたい。
もちろん、消費する側の協力をお願いしたいと思う。


青島みかんの収穫中に、キイロテントウを発見した。
みかんに付いているクモの巣に引っかかって死んでいると思いきや、
寒さで固まっていただけだった。
キイロテントウは幸せを呼ぶと言われているそうだから、何かいいことが・・・と期待する。
そして数日間、そのままにしていてもクモに巣の上にまだいる。
よく見ると、クモの巣を食べている様子。
餌があるところで、寒さをしのいでいるなんて流石だ。
しかし、通常キイロテントウはうどん粉病を食べるとされている。
これはまたしても世紀の大発見だ!
だいたいこの手の小さなテントウムシは、食べるものが3種類ぐらいあると経験上判断できる。
きっと、うどん粉病のない時季だから、クモの巣なのだろう。
白い部分に一対ある黒い点が、味方によっては4つ目に見える。
しばし、美しい黄色い体に見とれてしまう。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp

コメント
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