猛暑が数日続き昨日から雨が降ったりやんだりしている。
身体は雨が降ると強烈な暑さから解放されて軽やかになる。
河合果樹園の柑橘類たちも潤いを喜び、果実はぐっと成長してくれる。
そしてとうとう温室みかんの収穫が本格的に始まった。
お盆前まで暑さとの戦いの中頑張っていかねばならない。
これから来年のゴールデンウイーク前まで何かしらの収穫と販売が、
迷い道を錯綜しながらエンドレスで続く。
楽しさをちりばめながら無事にゴールできるように、
そして身体をいたわりながら風向きをうまく帆にあてていこうと思う。
それと無農薬ライムが徐々に収穫の運びとなる。
相変わらず一番果は落ちる確率が高く、
蘊蓄の引き出し第二弾も効果は限定的だった。
来年は第三弾をどうしようか?まだ時間はある・・・。
先日、青森のリンゴ農家さんが当園に視察に来た。
有料であることを「当たり前」だと言ってくれ、
当園の根拠のある無農薬栽培への知識と技術に納得してくれた。
その方は有機栽培や無農薬栽培をしている人は嫌いだと言っていた。
理由はその根拠や対処法を説明できないからだと。
私もそうは思っていたので、そのことについてどうしてできるのかを明確にしている。
明確にするには多くの引き出しが必要で、
その引き出しの中身には多くの投資が積まれている。
久しぶりによい農業経営者に出会えたと脳が騒いでくれた。
対照的に行政や大学などの公的機関はそんな感覚はみじんもない。
「予算がないから」と言って、農業界を貶めていることに気がつかない。
ちょうどいいタイミングでそんなことが、つい最近あった。
東京知事選に立候補した石丸伸二さんが言っていた時間と命の関係は、
時間を無駄にしないで生きている人しかわからないのかもしれない。
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