果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

遙かな轍とレストラン景

2019年02月15日 22時01分49秒 | 日記・エッセイ・コラム
相変わらずというか、仕事を追い追われる毎日。
それも昨年の台風被害が拍車をかけていると言う現実。
半壊の無農薬レモネーディアのハウスはやっとビニールを処理し、
中の灌水ホースや防草シートなどをかたづけたところ。
温かくなったら成り盛りに育ったレモネーディアの木を切らなければならない。
というのは借りているハウスなので、これを機に返却すると言う悲しい選択である。
来月、温かくなったら伐採して、きれいにして・・・。
10年の歳月は働き盛りの立派な木に育ててきたけれど・・・、
つい今まであったことを思い出してしまう。
気持ちを切り替えて、乗り切ろうと思う。
夜は夜で申告作業を粛々と熟していく。
楽しさは、薪ストーブの暖かさと小椋佳の曲。
自分には、「こうとしか生きようのない人生がある」
頷きながら、少しばかりの轍を残せただろうかと自問する。


月曜日にホテルアークリッシュ豊橋16Fのレストラン景で
中学時代の友人たちが日本農業賞のお祝いをしてくれた。

行きなれた場所のはずだが、今回ばかりは夜景が目にしみ光は滲む。
今年度は台風被害でいやなことばかりと思っていたが、
昔話と現在進行形の話しに顔は満開の様相となった。
みんな天命を知る年齢になって、どこか会話の端端に悟りが垣間見らる。
少年、少女の心を出しながらのひとときに、その悟りが妙に轍を創造させる。
サプライズで総料理長から、お祝いのケーキをいただく。
今回の賞をことさら喜んでくれた一人でもある彼には、
二次審査の時にこの16Fとクラブフロアーで審査員の皆さんに、
初恋レモンプロジェクトを説明していただいた。
そして第2のサプライズは、友人から!
レモン色のネクタイと乾杯用のシャンパン。
ネクタイは表彰式にと!・・・、言葉が見つからず、洒落たことは言えず。
ただ感謝!そしてさらなる進化か?

まだまだ轍を後方へ残し、檸檬の旅は続くことになりそうである。

河合果樹園











コメント
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