明日、3月24日は小説「檸檬」で有名な梶井基次郎が31歳で肺炎のため亡くなった日である。
そのため3月24日は「レモンの日」といわれています。
また高村光太郎の妻智恵子が亡くなった10月5日も「レモンの日」とされています。
そんなお話にぴったりなのが、3月21日(日)に子供未来館ここにこで行われた、
「野菜ソムリエとつくろう!儂人さんといっしょ!」。
4組の家族が「レモンクリームパスタ&とレモネード」を作りながら、
野菜ソムリエのお仕事とレモンについて学ぶという企画。
豊橋百儂人の面々が毎年登場してきた企画です。
私は台風やら新型コロナウイルスの影響で、3度目の正直でやっと登場させてもらいました。
クイズ形式でお子さんたちに、もうすぐ天命クラブも終えようとする儂人がアプローチ。
少しでも大きく羽ばたけるようになにかしらの影響を与えることができればと思いました。
さてレモンに関するトレビア!導火線となるでしょうか?
最後にレモンクリームパスタとレモネードをみんなで食べて、
檸檬忌を祝いしてお開きとなりました。
ところで小説「檸檬」の中で私が好きな表現は、
「いったい私はあの檸檬が好きだ。レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して
固めたようなあの単純な色も、それからあの丈の詰まった紡錘形の格好も。」の箇所。
その色や形に見せられそれを買った梶井基次郎は誰しもある一瞬をここで表現したのではないか。
丈の詰まったからは、当時の日本に入ってくるレモンはB品か、
はたまた品種が今のものとは違うかと想像する。(産地はカリフォルニア)
三島由紀夫の言う、ディテールを少し楽しめるようになったか、
相変わらず妄想がやまない・・・。