とうとう河合果樹園秋の収穫の幕が切って落とされてしまった。
これから3月までいろいろな柑橘類の収穫と発送に明け暮れることになる。
朝晩の秋らしい天候に深呼吸しながら、
日が昇るのが確実に遅くなっていることを忘れるぐらい、
気持ちは引き締まっていく。
無農薬レモネーディアの収穫と昔懐かしい運動会みかんが旅立つ。
無農薬グリーンレモンは暫しアイドル状態。
6年間防ぎ方が解らなかった病気は、
今までの経験値の逆転発想で何とか乗り越え、
お客様にお送りすることが出来るようになった。
振り返れば日にち薬の連続と経験値否定。
長かったようで、日々の仕事を追っているとまた短く感じる。
昨日はイベントで知り合ったUさんとSさんとニューオーリンズカフェで
仕事以外の話し(PIAZZA)で刻を短く消化した。
お二人とも美意識高く、共通のデザイン狩人である。
美は細部に宿るというように、
全体としての美とはやや難解な美にとりつかれたもの同士。
サイドラインのやや直線的な部分の陰影が、
アグリジェントの神殿の柱のものとオーバーラップする。
日々見慣れているレモンの紡錘形は、バックの曲線美に当てはめてしまう。
趣味的会話が妄想へと発展し仕事への糧となる瞬間である。
美味しいサンドイッチは、後から思い出すハメとなった。