遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

あらしのよるに  南座九月花形歌舞伎

2024-09-19 07:22:34 | 歌舞伎
さて、やっとお出かけ
南座九月花形歌舞伎 あらしのよるに 昼の部
このお芝居は9年前に南座で観た。
その時は三階だったが、いたく感動した。
こういうファンタジーな新作が歌舞伎にどんどんなったらいいと思う。
狼と山羊が友達になるなんて、本当にファンタジー


9月半ばを過ぎても酷暑
でも乗り物に乗ってしまえばなんとかなるので小地谷縮で行く、麻の帯、絽の帯揚げ、久谷焼きのブローチの帯留

ネイルも塗ってみた。秋色。


今回のお席はなんと、桟敷席、西の対


こんな感じ
掘りごたつ形式で座椅子も付いていて、テーブルまである。

身体が楽ー。

既にお弁当、飲み物も出して準備万端
この日は高校生の団体が来ていた。道すがら「二時までやろ、俺絶対寝るわー。」とコンビニおにぎりを二つ袋に入れてぶら下げて行く高校生たちはどんどん横の扉から入っていった。1階芸裏後ろの席から三階までびっしり。
「寝るはずないやろ。大丈夫、面白いから。」と私は心の中でつぶやいた。

案の定、始まったら大スペクタクル、トンボは切るは立ち回りは凄いわ、展開は通常歌舞伎より数倍早い。
そのくせ、義太夫に乗る、下座音楽に乗る、つけは打つ、くどきはある、各所に古典歌舞伎のオマージュが散りばめられている。
歌舞伎のエッセンスを存分に生かした演出である。
観ながら、これってライオンキングやんなと心の中で思った。ある意味。
前の日には奇しくも「中秋の名月」お月見の場面がぴったり。
その後の雪の場面も違和感なく観れるのは歌舞伎の奇想天外が生きているから。
前回はめいが尾上松也だったが、それも初々しくて良かった。今回は壱太郎さんだったからまた違った味があった。
獅童がもう慣れたもんで、思い切りやっていた。この日は二回公演だったから大変だろう。
みい姫は前回中村梅枝さん、現時蔵。今回は坂東新悟、可憐な感じで良かった。
あとのキャストは前回通りだったと思う。

お弁当はいつものように

縮緬山椒のおにぎり、枝豆、卵焼き、糠漬けキュウリ、プチトマト、鳥のフリット、ソーセージ。
いつものように日本酒を少し、おやつはチョコ。

というわけで、とても楽しめたし、休憩時間もおしゃべりも楽しかった。
終わってから、前で写真を撮り、お茶した。
今年の夏は暑かったけれど、一気に暑さストレスが飛んだ。

晩御飯は、肉じゃが、お味噌汁。
写真は撮り忘れました。

来年9月の南座はついに愛之助のルパン三世だ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。