初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

続・総天然色映画

2010年02月17日 21時21分48秒 | Weblog



総天然色映画(テクニカラー方式)はアメリカ以外では,

英国に作品があります。

天国への階段(てんごくへのかいだん)

天国への階段 (映画)(A Matter of Life and Death)

- 1946年のイギリス映画。第二次世界大戦中、飛行中に被弾し、

パラシュートで降下しながら、生と死の間を体験する

イギリス兵の物語。

臨死体験を映画の中で扱った先駆的作品となっています。

主演はデヴィド・ニーヴンです。





負傷したニーヴンが外科手術のベッドで

医者に囲まれて横たわっています。

ベッドの横に長い階段が空に向かっています。

階段の頂上が天国なのです。

              … … …

天使がニーヴンを天国へ連れて行こうと、

階段を下りてきます。

地上のニーヴンの恋人は彼が天国への階段を昇るのを、

彼への愛情で引き留めようというのが話の粗筋です。





天国はモノクロの世界で表現されていました。

地上は総天然色の世界で色彩に溢れています。

天使が天国にいる間は、モノクロの世界ですが,

地上に現れると天使の周りがカラーの世界になります。

              … … …

テクニカラーの色彩処理を巧みに使っていました。

そのあと、『天国への階段』という名前があちこちで聞かれます。





次の作品は,

『赤い靴』、赤いバレエシューズを履いて、踊り続けるという

ストーリーで 主演のバレリーナは

モイラ・シアラーです。

以上2作とも、キャメラマンは,

英国の誇るジャック・カーディフでした。


テクニカラーは、撮影カメラがばかでかく、

撮影する場面にはフィルムが3本要ります。

その他,映画館で上映する天然色フィルムを

作るまでの処理が大変だったでしょう。

日本でテクニカラー作品はありません。