初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

カルメン故郷に帰る

2010年02月19日 19時03分55秒 | Weblog


写真説明:夕方,用事で家を出ようとすると、外は夕焼けで,

遠くのマンションのベランダが赤く光っていました。

電子ズーム4倍で撮りました。

私のブログの写真は、コンパクトデジタルのニコンLー6です。

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スペック、レンズ6.3~19.2㍉(35㍉換算38㍉~116㍉)

電子ズーム4倍(35㍉換算464㍉)

開放絞りF3、2~5、3で 露出調節は

絞り開放のF3、2とちょっと絞った6,3の二段で

ISO50~800とシャッター4~1/1500秒で

やっているようです。

オートフォーカスはコントラスト検出で、

合焦まで少し時間がかかります。

ブログの写真でこのカメラに不満はないのですが、

合焦の遅いのが困ります。





戦後,アメリカから総天然色映画が入ってきましたが,

テクニカラー方式で,撮影に3本のフィルムが必要です。

フィルム代だけでモノクロ映画の3倍かかるのです。

カメラもプリズムで分光して同時に3本のフィルムを使う

大きなものが必要でした。

とても日本の映画界の予算では制作が無理でした。

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何とか,1本のフィルムで天然色映画が出来ないか,

1本のフィルムで制作できるのなら

今までのキャメラが使えます。

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松竹と富士写真フイルムで『カルメン故郷に帰る』が企画されます。

撮影に使われたフィルムは富士のリバーサル・外式発光です。

監督は,木下惠介、キャメラマンはコンビの楠田浩之、

主演は,高峰秀子、小林トシ子ほか

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もし、カラー映画として満足がいかなかった場合は、

カラーを破棄して,

モノクロ映画として封切りするという

安全策でスタートします。

カラー撮影での出来栄えがまあ満足出来るというので、

モノクロ撮影の予備作は破棄されました。

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撮影フィルムはリバーサルですから,

撮影されたフィルムはポジ画像になります。

撮影に使われたリバーサルフィルムは

色温度がデイライトで、感度が低かったのでしょう。

このフィルムで色温度が低いタングステン照明のセットでは,

相当の明るさの照明が必要になります。

コスト削減のためほぼ全編をロケーションで

撮影するという異色作となりました。

「総天然色映画」の撮影現場には富士側のスタッフも立会い、

断続的に試写用プリントを確認しながら撮影が進められた。

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撮影現場では,カラーのメイキャップも新しい挑戦だったようです。