写真説明:夕方,用事で家を出ようとすると、外は夕焼けで,
遠くのマンションのベランダが赤く光っていました。
電子ズーム4倍で撮りました。
私のブログの写真は、コンパクトデジタルのニコンLー6です。
… … …
スペック、レンズ6.3~19.2㍉(35㍉換算38㍉~116㍉)
電子ズーム4倍(35㍉換算464㍉)
開放絞りF3、2~5、3で 露出調節は
絞り開放のF3、2とちょっと絞った6,3の二段で
ISO50~800とシャッター4~1/1500秒で
やっているようです。
オートフォーカスはコントラスト検出で、
合焦まで少し時間がかかります。
ブログの写真でこのカメラに不満はないのですが、
合焦の遅いのが困ります。
戦後,アメリカから総天然色映画が入ってきましたが,
テクニカラー方式で,撮影に3本のフィルムが必要です。
フィルム代だけでモノクロ映画の3倍かかるのです。
カメラもプリズムで分光して同時に3本のフィルムを使う
大きなものが必要でした。
とても日本の映画界の予算では制作が無理でした。
… … …
何とか,1本のフィルムで天然色映画が出来ないか,
1本のフィルムで制作できるのなら
今までのキャメラが使えます。
… … …
松竹と富士写真フイルムで『カルメン故郷に帰る』が企画されます。
撮影に使われたフィルムは富士のリバーサル・外式発光です。
監督は,木下惠介、キャメラマンはコンビの楠田浩之、
主演は,高峰秀子、小林トシ子ほか
… … …
もし、カラー映画として満足がいかなかった場合は、
カラーを破棄して,
モノクロ映画として封切りするという
安全策でスタートします。
カラー撮影での出来栄えがまあ満足出来るというので、
モノクロ撮影の予備作は破棄されました。
… … …
撮影フィルムはリバーサルですから,
撮影されたフィルムはポジ画像になります。
撮影に使われたリバーサルフィルムは
色温度がデイライトで、感度が低かったのでしょう。
このフィルムで色温度が低いタングステン照明のセットでは,
相当の明るさの照明が必要になります。
コスト削減のためほぼ全編をロケーションで
撮影するという異色作となりました。
「総天然色映画」の撮影現場には富士側のスタッフも立会い、
断続的に試写用プリントを確認しながら撮影が進められた。
… … …
撮影現場では,カラーのメイキャップも新しい挑戦だったようです。