映画制作と同時にスチール写真も撮られていきます
スチール写真は,上映する映画館のウィンドを飾るだけでなく
映画館で配っているパンフレットにも使われます
また、映画制作中から映画雑誌に宣伝用に使われます
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やがて動画(映画)はテレビとなって映画館から
各家庭の茶の間(居間)に入り込んできました
テレビドラマも最初は、生ドラマでしたから
制作と同時に放映ですからテレビドラマとしての
スチール写真は撮れませんでした
テレビでは連続生ドラマの主演の俳優さんたちを
グループとして撮ってネット局や,新聞社のテレビ欄用に
キャビネ判(2L)に仕上げて発送していました
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やがてテレビドラマも生からビデオ撮りで
制作されるようになると、放映(放送)まで
時間があるので、制作中のドラマスタジオで
カメラリハーサルをスチール写真として
撮るようになりました
劇映画のスチール写真は
ガラス乾板の組み立て暗箱で撮っていましたが
テレビドラマのスタジオでは
数台のテレビカメラがスタジオ内を
猛烈なスピードで動き回りますので
スチールカメラマンは66判の二眼レフ
ミノルタオートコードかローライフレックスで
撮っていました
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テレビのスチール写真担当のカメラマンは
局外のM写真工房から派遣されてきました