当時、ラジオを作るのには
真空管を使うしか方法がありませんでした
真空管はタングステン電球のように
フィラメントに電流を流して点灯します
フィラメントから飛び出した電子は
グリッドを通って陽極(プレート) に
達します
電子を陽極で捕捉するために陽極(プレート)は
高い電圧が必要でした
屋外で聴取するように携帯ラジオが考えられました
真空管を数本使って製作するのですが
携帯ラジオをコンパクトにするために
真空管を小さくすることが考えられて
ミニチュア管が出来ました。
さらに真空管のソケットを
省略して真空管のガラス部分からリード線を出して
さらに小型にしたサブ・ミニチュア管が現れました
いくら真空管を小型にしても真空管を動作させる
のに、高圧の電源が必要です
65V、95Vの大きな積層電池(B電源)を
どうしても小型化できません
携帯ラジオはなかなか小さくできませんでした