数表や計算尺を使ってレポートを書いて
なんとか大学を卒業できました
計算道具の話を記していたので
そのまま話を進めてみます
1960年代(昭和35年)から
1970年代(昭和45年)ごろに
いよいよ電卓が姿を見せました
最初、電子式卓上計算機といって
机一つをすっかり占領して値段も
数百万円という凄いものでした
シャープから手に乗る小さな電卓が
7000円で発売されました
私は迷わず入手しました
… … …
加減乗除の計算の答えが表示部に
サーッと現れて、位取りも考えなくてよい
すごいものが出現しました
うれしくなりました
この電卓の発達は止まらず
ついに、関数電卓が現れました
対数、三角関数、平方根、立方根など
いちいち数表を引かなくても答一発です
雑誌の広告で見るとリコー製、関数電卓が
7万円と出ていました。
次にカシオ製の関数電卓が1万円で
売り出されました。手に届く値段に下がってきたので
学生でもないのに買ってしまいました
… … …
log2=0、301 tan45=1 tan90=エラー
の表示を見て嬉しくなりました
… … …
この関数電卓の出現で、いままでの数表がまったく
いらなくなりました。まもなく本屋から数表が
姿を消すと思って記念に数表を購入しました