新しく始まった推理小説の
江戸川乱歩賞の作品を
読む楽しみが始まりました
女流作家の仁木悦子さんの入賞(第三回)で
世間で評判になりました
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第一回目は「探偵小説辞典(中島河太郎)」
第二回は「ポケット・ミステリーの出版(早川書房)」
だったので、小説の受賞は初めてでした
それに女流作家作品でした
乱歩賞作品は初夏に発売されるので
毎年楽しみにしていました
乱歩賞を受賞する新人がそれを機会に
プロとして出発される作家も大勢でした
「濡れた心」多岐川恭(たきがわ・きょう)
「危険な関係」新章文子(しんしょう・ふみこ)
「枯草の根」陳舜臣(ちんしゅんしん)
「大いなる幻影」戸川昌子(とがわ・まさこ)シャンソン歌手
これらの受賞作がとくに印象に残りました
1969年、第十五回受賞作「高層の死角」森村誠一は素晴らしく
以後、この作家のファンになりました
「新幹線殺人事件」から「人間の証明」「野性の証明」と続きます
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岡田茉莉子(おかだ・まりこ)、松田優作(まつだ・ゆうさく) 主演で
映画化された「人間の証明」も良かったですね。
「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね …」の西条八十作詞の
主題歌も覚えています