映画「トプカピ」は原作「真昼の翳」の
映画化でした。原作者のエリック・アンプラーを
読んでいなかったので、改めて読み始めました
エリック・アンブラーの「あるスパイの墓碑銘」や
「ティミトリオスの棺」などスパイ小説を読み出しました
私は推理小説からスパイ小説にあっさり転向しました
フリーマントルの「別れを告げに来た男」や
「消されかけた男」の地味なスパイ、チャーリー・マフィンや
ジョン・ル・カレの「寒い国から帰ってきたスパイ」は
ラストが凄く印象的でした
… … …
フレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」の
ストーリーは、シャルル・ド・ゴール大統領暗殺を企てる
武装組織が雇ったプロの暗殺者「ジャッカル」と、
大統領暗殺を阻止しようとする
フランス官憲の追跡を描いたスリラー小説でスパイ小説では
なかったのですが面白い小説でした
暗殺者ジャッカルが遠くの木に吊した大きな西瓜を
拳銃で撃つと、西瓜が飛び散るシーンは
映画化された画面でも、小説でも迫力ある描写でした
早川書房から月刊、EQMM、エラリー・クイーン・ミステリー・マガジンが
出版されました。アメリカの短編、中編の推理小説が載っています
この雑誌のコラム欄がなかなか斬新で面白かったのです
ある号にイアン・フレミングの「ジェームズ・ボンド」を
どうして映画化しないのかと書かれていました
私は、早速、ハヤカワ・ポケット・ミステリーで
「ドクター・ノォ」を読んでみました