初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

設計製図

2016年04月08日 22時32分12秒 | Weblog


前に計算尺、数表などを使って苦労して

実験レポートを作っていた経緯を

記していましたが

その続きとして設計製図がありました



パワーは××のモーターを作れとか

△△キロVAのトランスを作れと

教授から問題が出されます



そのモーターやトランスの構造を

大体検討して、筐体をどうするかとか

コイルに使用する銅線はどうするか

鉄心はどうするか考えて、大まかな形ができあがります

大まかな計算書に基づいて次に

図面を描かなくてはなりません

… … …

当時は、大きな製図板の上に

画用紙の四隅をテープで固定します



製図道具は、三角定規、T定規、などに

烏口(からすぐち)で細い線、太い線を記入して

図面を仕上げます

… … …

教授に図面を提出すると、まず

図面がキレイに描かれていると…まずOKがでますが

描かれた機器の構造で、教授から

「このシャフトはどこから入れるの…」と

返されることがありました



また、苦労して描いている図面に、最後の線引きで

烏口の墨が定規について図面を汚してしまい

描き直しになることもしばしばでした

… … …

今は、コンピューター上で、簡単に製図ができて

烏口の製図は昔語りになってしまいました

私にはこの烏口の製図は貴重な思い出になりました