初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ツァイス・オプトン

2016年04月30日 21時21分56秒 | Weblog


スパイ小説が花盛りの時代の背景を

考えてみます

… … …

第二次世界大戦が終わると、ドイツは

連合国によって占領され管理下に置かれます

資本主義陣営と共産主義陣営に分かれました



ヨーロッパにおける東西冷戦の始まりです

この東西両陣営の緊張状態をチャーチルは

「鉄のカーテン」と呼んでいました

ドイツは東ドイツ、西ドイツと分断されました

西ドイツから日本に輸入される製品には

Made in West Germany と記されていました



ドイツが分割されたことで、

光学メーカーのカール・ツァイスも

分割されてしまいました

東ドイツ、イェーナにあったカール・ツァイスの

多数の図面と技術者とその家族をアメリカ軍は連れ出して

西ドイツにツァイス・オプトンを設立しました



カール・ツァイスには3群4枚の名レンズ

テッサーがありました。

… … …

そのほか、プラナー、ゾナーなど

カメラはコンタックス、イコンタがあります



私の学生時代に輸入されたドイツ製カメラ

スーパーセミや、ローライフレックスのレンズに

オプトン・テッサーと記されていました

西ドイツのツァイスで作られたテッサー・レンズでした

… … …

スパイ小説の背景としてヨーロッパの

東西両陣営の分断がありました