■■経営コンサルタント独立起業 5つの要諦 第7回
2 経営士・コンサルタントに必要な知識・能力をつける
2-3 専門分野の実力向上法
私が推薦する方法は、思い切って経営士・コンサルタント団体に入会してしまう方法です。経営士・コンサルタントを始め士業団体というのは、資格試験に合格しないと入会できません。しかし、物事には例外があるように、例外的に資格試験に合格しなくても入会できる経営士・コンサルタント団体があります。
私のウェブサイトでも紹介している内閣府認証特定非営利活動法人・日本経営士協会がその一つです。日本経営士協会の歴史は、昭和2年に制定された「計理士法」に遡り、正式に活動を開始してから約60年の歴史と伝統を持った、日本で最初に設立された経営コンサルタント団体です。
ここには、簡単な審査で入会をすることができる制度があります。入会すると同協会が毎月開催する各種のセミナー等に会員資格で受講できます。プロフェッショナリズムの経営士・コンサルタントと直接交流できる機会としても、コンサルティングとして独立起業を目指す人には朗報です。わからないことがあるとすぐにプロに訊くことができるし、アドバイスももらえます。
日本経営士協会の最もすばらしいサービスの一つとして、「相談員制度」が上げられます。同協会に入会すると2年間、無料で先輩コンサルタントが相談員として、新入会員の相談に乗ってくれるのです。そこ制度を活用すると、自信を持って準備に取りかかれるでしょう。
このようにして、サラリーマンを続けながら、自分のビジネスを続けながら、経営士・コンサルタントの勉強を続けながら、経営士・コンサルタントとしての独立起業の準備を進めることができるのです。
次号「3-1 経営コンサルタント業界の競争は厳しい」に続きますのでお楽しみにしてください。