経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

◆【経営コンサルタントの独り言】  どのようなうどんが好きですか 702 二兎を追うブログ

2024-07-02 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントのひとり言07

【経営コンサルタントの独り言】  どのようなうどんが好きですか 702

 

二兎を追うブログ 

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ どのようなうどんが好きですか 702

 駅のホームで良い匂いがするときは、ホームにある立ち食いそば屋さんからのことが多いですね。

 つい、匂いに誘われて、食べたくなりますが、一人で入る勇気がありません。

 街中でも、立ち食いそば屋さんの前を通ると、良い匂いがしてきます。

 そこでも誘惑されます。

 でも、なぜか入るのに抵抗があるのです。


 私の顧問先であったある社長さんは、夜の会議の前には必ずと言って良いくらい、立ち食いそば屋さんでうどんを食べてくるそうです。

 腹が減っては戦ができぬ。


 旅先では、うどん屋さんがあるとうどんを食べることがあります。

 たぬきうどんよりはきつねうどんが好きです。

 必ず卵を落としてもらいます。

 せっかく食べるのですから、少しでも栄養価のあるものを食べたいという心理が働きます。

 カレーうどんも好きです。

 山菜うどんやそばは、どういうわけか、あまり食べません。

 けっして、山菜が嫌いなわけではないのですが、繊維質よりはタンパク質という意識が強すぎるのでしょうか? 

(ドアノブ)

 

◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

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【カシャリ!ひとり旅】 福島市 温泉と果物の街を漫遊する2/2

2024-07-02 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き情報 カシャリ!一人旅

 

  【カシャリ!ひとり旅】 福島市 温泉と果物の街を漫遊する2/2    

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道 

■■ 福島県福島市 温泉と果物の街

    https://www.city.fukushima.fukushima.jp/

■ 地理

 福島市は、福島県の北東部に位置し、猪苗代湖から北東へ約50km、東京から北へ約260kmのところに位置しています。
 福島県中通りの北部に位置する市で、県庁所在地であり、中核市に指定されています。
 西側の奥羽山脈と東側の阿武隈高地に挟まれた福島盆地の南西部分とその周辺の山岳・丘陵地域が主な市域です。市内からは西に吾妻連峰を、南西に安達太良山を仰ぐことができます。
 北流する阿武隈川を中心に福島盆地を形成していていて、奥羽山脈を源とする摺上川、松川、荒川等がそれぞれ市西部に扇状地をつくりながら東流し阿武隈川に注いでいます。
 福島市は日本海側と太平洋側の中間の気候であり、夏と冬で気温差の激しい盆地特有の内陸性気候の特徴を示しています。

■ 歴史

 江戸時代以前より、福島城(杉妻城、大仏城)の城下町として町並みを形成してきました。福島藩時代には、幕府直轄領、本多家(徳川四天王本多忠勝の一族)、堀田家(老中を多く輩出した家)と藩主が変わりました。
 江戸中期になると徳川将軍家との関係が深い重昌流板倉家が治めることになり、福島藩は会津藩に次ぐ石高を有しました。


■ 産業

 明治以降の福島は蚕種、生糸、織物の集散地として栄え、日本銀行の支店を函館に続き東日本で2番目(全国7番目)に開設しました。
 1990年代には、東北新幹線と山形新幹線が福島駅で分岐することになり、また2020年代には東北自動車道と東北中央自動車道が交わるという、交通の要所でもあります。
 第一次産業の面では、福島県内第1位の農業産出額です。特に全国有数の収穫量を誇る桃をはじめ、梨など果樹の栽培が盛んで「果物王国」の異名を持っています。
 観光の面では山の名所が点在し、個性ある温泉街を複数抱えています。東北地方唯一のJRA福島競馬場を有し、経済面で寄与しています。
 日本一の大きいわらじを担ぐ祭事の信夫三山暁まいり(わらじまつり)が有名です。
 山の名所としては、国立公園にも指定を受けている浄土平から福島のシンボルともいえる吾妻小富士のお鉢巡りがあります。市街地からほど近くで福島盆地を見渡せる信夫山や、花見の名所でもあり「福島に桃源郷あり」とも唄われる花見山公園もあります。
 福島市内に代表的な温泉街が3か所あります。その代表が、ヤマトタケルが残る古い歴史を有する古湯である飯坂温泉です。また、全国有数の高濃度硫黄泉で知られる高湯温泉、伝統工芸品のこけし発祥地として有名な土湯温泉があります。
 令和初期の時点で福島市で唯一の名誉市民であり、昭和時代に数多くの行進曲、応援歌、校歌を手掛けた作曲家である古関裕而の出身地としても知られています。

* 

■ アクセス

【東北新幹線】東京から:1時間32分 仙台から:25分
【山形新幹線】山形から:1時間

【東北自動車道】浦和ICから福島西ICまで:3時間

■ 文知摺観音普門院(信夫文知摺) 文知摺観音 もちずり

       http://antouin.com/about/fumonin.html

 文知摺観音普門院(もちずりかんのんふもんいん)は、福島市街地の東に位置し、小倉百人一首にも詠まれた「もちずり石」がある寺院です。文知摺石を巡る伝説の地であるとともに、信達三十三観音二番札所としての霊地でもあります。
 ここには、由緒がつまびらかでないもののありますが、鎌倉期の板碑や、福島城主堀田正虎による顕彰碑、松尾芭蕉が奥の細道の行脚に立ち寄った碑や、正岡子規、信達の俳人の句碑など、この地の文化や歴史を跡づけるものも多数あります。
 堂塔として、多宝塔、観音堂、鐘楼や傳光閣資料館なども配されています。
 春は桜、秋は紅葉の名所としても知られ、大型観光バスが何台も駐車できる広大な駐車場もあり、訪れる人の多いことが推察できます。
 公共交通機関の便はあまり良くありませんので、車での参詣ではない人は、バスの時刻を事前に調べておくことをお勧めします。
 

 

 

■ 岩谷観音 いわやかんのん
  https://www.f-kankou.jp/spot/history/1581
 岩屋観音は、信夫山の東側の岩壁に、たくさんの仏像が刻まれている霊場です。
 この磨崖仏群には、三十三観音、地蔵尊、不動尊など60余体があります。
 江戸時代に、庶民の間に西国三十三観音を模した仏像を礼拝することが流行し、この地にも三十三観音が刻まれたと言われています。古くから『岩谷観音』の名で親しまれてきた、民衆の素朴な霊場と言えます。
 さくらや新緑の風かおる季節、紅葉の時期には、訪れる人も多いようです。
 市内循環バスなどで、12分乗車、岩谷下で下車して徒歩10分ほどの所に位置し、バスの便数も多く、訪れやすいところです。急な坂道を10分ほど登りますので、覚悟は必要です。

 

■ 古関裕而記念館
     https://www.kosekiyuji-kinenkan.jp

 古関裕而(こせきゆうじ)は、NHK朝の連続小説でも取り上げられ一躍知名度を揚げました。
 1909年福島市大町に生まれ、1930年9月に日本コロムビア(株)に作曲家として入社、以来、「栄冠は君に輝く」「オリンピック・マーチ」「六甲おろし」など国民に愛される作品や、全国の校歌や社歌などを生涯5,000曲あまり作曲しました。
 福島市古関裕而記念館は、福島市名誉市民第1号で、その業績を称えて建設されました。
後世にその業績と「古関メロディー」を広く継承していくこと、また音楽文化の振興に資するため、市制80周年記念事業として1988年11月12日にオープンしました。
 展示コーナーでは約600点の写真パネル、直筆色紙、作曲した作品の楽譜等、数々の資料が展示されています。館内では、古関メロディーを楽しむこともできます。
 建物そのものもユニークなデザインで、建築物としても楽しめます。名曲「とんがり帽子」を思い出させる塔で、朝夕古関メロディーが流れ、多くの人々の耳を楽しませています。

 

■ 福島稲荷神社
 人皇第六十六代一條天皇の時代、永延元年(987)年、平安時代の陰陽師として知られる安倍晴明が奥州を訪れた時に、福島の総鎮守として、この神社が建てられました。
 衣食住、諸産業の守護神であり、商売繁盛・家内安全・厄除開運・無病息災・延命長寿の御利益があると言われています。

 神楽殿や太子堂、鐘楼もあり、力石は力自慢の若者がその力を競い合ったといわれています。


  今回は、3泊4日の旅行のうち、福島には2日間の滞在でした。そのために、訪れたいと思いながら時間不足で訪れられなかったところが多数あります。

  県立美術館、歴史資料館、写真美術館、荒川資料室、浄土平天文台などは、じっくりと腰を落ち着けて回りたいところです。

  私が訪れたいと思っている寺社・庭園ですが、幸い、庭園・常楽園を訪れることができました。ここにつきましては、別途、詳しくご紹介するつもりです。

  大蔵寺、中野不動尊、黒岩虚空蔵尊などの寺社も是非訪れたいです。また、福島は自然も豊かで、小鳥の森、水林自然林も機会があれば訪れたいです。

  温泉地もいろいろあり、今回は飯坂温泉に泊まることができましたので、別途ご紹介します。

  また、今回、1日を割いて二本松市も訪れました。こちらも別途ご紹介しますので、お楽しみにして下さい。

 

■ カシャリ! ひとり旅


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【日本庭園を知って楽しむ】 2-10 明治以降 洋風化の波と多様化

2024-07-02 12:03:00 | 【カシャリ!一人旅】 日本庭園を知る

  

  【日本庭園を知って楽しむ】 2-10 明治以降 洋風化の波と多様化   

 

  若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■■2 日本庭園の歴史

 何ごとも、歴史や生い立ちを知りますと、そのものの本質のようなものが見えてくることが多いです。
 庭園も、変化の歴史を知ることにより、知識に幅が出ることもあり、奥深さを見出すことがあります。
 「面白みがない」という思いの方もいらっしゃると思いますが、上述のような理由で、私自身のために記述しておきます。

■ 2-10 明治以降 洋風化の波と多様化
 明治時代に入ると西洋の影響で生活様式や建築が変わり、洋風庭園が日本の庭園に影響を与えます。しかし、初期の頃は日本庭園とあまり調和しませんでした。また、江戸時代の大名屋敷とそれに付随する庭園が次々と壊されたりもしました。
 しかし、日清・日露戦争以後、旧大名や政府の高官、新しい実業家たちが金に糸目をつけない作庭が行われ、「新興ブルジョアジーたちの大邸宅庭園」がみれらるようになりました。芝生を広くとった明るい庭で,ここで園遊会が行われたりします。それらの池泉は広大で、自然主義の庭園といわれ、庭園の中に枯山水風の配石をし、二重露地、芝生広場、田園風趣の田んぼや畑に水車を設けたりもしてきました。石組みは自然の山野の姿を模し、多くが借景式庭園でした。山県有朋が1896年京都南禅寺の西につくった無鄰庵(むりんあん)も、その代表的なものといえます。
 渋沢栄一の邸宅「愛依村荘」は、広大な敷地の中に日本家屋と洋館が建ち並びます。そこに、洋風と和風の庭園が混じり、また茶室と茶庭を兼ね備えています。
 ジョサイア・コンドルは、和風住居や庭園と洋館・洋風庭園を並存した旧岩崎邸庭園や旧古河庭園(和風の部分は小川治兵衛作)などを手がけています。
 また、大正から昭和にかけて、小庭園時代に入ってきたといえます。小庭園では、自然主義的な庭は困難です。写景でなく、自然の景趣を写そうとするもので、作庭者の主観が強くでた造形的、装飾的な庭園となりました。
 大正末年ごろから大学に造園科が設置されたり、造園の専門学校や研究団体が生まれたりしてきます。組織的・体系的な研究がなされるようになってきました。
 生活改善同盟会が設立されますと、生活改善の6綱領のひとつに「庭園」が含まれ、1919年に日本庭園協会が設立されました。当協会を中心に古庭園の研究や、同時代の建築家や造園家、作庭家らが新しい庭園が模索されたのです。
 日本庭園の分類は、それまでは築山、平庭、露地の3分類にすることが多かったのですが、この時代に入りますと、壷庭や三仏寺投入堂に見られる崖庭も加えれらるようになりました。
 昭和に入ると雑木の庭ともいえる「自然風」という形式が、都市化の流れの中で、人工化して急速に広まってきました。全国の山野に自生して、強健で種類も多く、移植しやすい材料を原寸大で自然に見せる手法が確立されてきます。
 一方、重森三玲を中心とした、昭和に入ってからは、寺院に多くの枯山水庭園や自然主義的な庭園ではなく、象徴的な庭園が台頭してきます。大正時代の折衷気風を回避して庭園史研究の深まりと科学的近代造園技法に支えられるようになりました。
 このような変遷の中、科学的な庭園史研究やその考証密度が高まり、現在の日本庭園の創造だけではなく、過去の名庭園の保存も重要視されてきています。建築の多様化によって数多くの庭園がつくられるようになり、今日に至っています。(【Wikipedia】、重森完途氏・コトバンクを参照して作成)

■ 日本を代表する庭園        
      都道府県別    

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅



ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 7月1日 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第38段1 名利に使われて 名誉や利欲を求めることは?

2024-07-02 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 7月1日 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第38段1 名利に使われて 名誉や利欲を求めることは? 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

7月1日(月)

 多くの人が、ブルーマンディを迎えたのでしょう。

 週末にゆったりと過ごすと、月曜の朝が憂鬱ですが、なぜなのでしょうか。

 その理由は、専門家にお任せしますが、私は、毎朝、早朝ウォーキングのために起きる時間は余り大きく変動させません。

 スマホのバイブレーションを目覚まし代わりに利用していますので、家族に迷惑をかけることは少ないです。

 不思議なことに、スマホ目覚ましが作動する前に、ほぼ毎朝目が覚めます。

 起こされたのとは異なり、目覚めは爽快、そこまではいかないまでも辛くはありません。(時には辛いことももちろんあります)

 規則正しい生活は、痴呆防止にもなるそうです。

 このシリーズは、数年前に部分的に当ブログに投稿しました。

 その内容を追補したり、新規に加えたりして参ります。

 

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。
 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。
 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、老いぼれコンサルタントが、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。
 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。
 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

【 注 】 加筆等再編集して、再掲の原稿を含んでいます。

◆第38段1 名利に使われて 名誉や利欲を求めることは?
 第38段は、徒然草の中でも第109段の「高名の木登り」と同様、私が講演などでしばしば援用するところです。
 名誉や利欲を追う人生というのは愚かなことで、その中でも、最も好ましくないのが利に迷う事であり、高位高官という出世を望むことがその次に良くないことであると兼好は言っています。
  兼好の人生観が最も滲み出ている段で、老子や荘子の影響を受けているとも言えます。
 俗世を離れている、出家者なれば事その発想ですが、それをわれわれ凡人の立場に置き換えると、そこに学ぶべき事が浮かんでくるような気がします。

【原文】 名利に使われて
 名利に使はれて、静かなるいとまなく、一生を苦しむるこそ恐かなれ。
 財多ければ身を守るにまどし。害を買ひ、累を招くなかだちなり。身の後には金をして北斗をささふとも、人のためにぞ煩はるべき。
 愚かなる人の目を喜ばしむる楽しみ、またあぢきなし。大きなる車、肥えたる馬、金玉の飾りも、心あらん人は、うたて愚かなりとぞ見るべき。金は山に捨て、玉は淵に投ぐべし。利に惑ふは、すぐれて愚かなる人なり。

【用語】
 名利: 名誉と利益
 累(わづらひ): 面倒なこと。「害」=危害と対になった表現
 身の後: 死後
 心あらん人: 思慮分別を持つような人
 うたて: 嘆かわしいという意味の副詞

【要旨】 名利に使われて
 名誉と利益に縛られてしまいますと、それだけで汲々としてしまいます。その結果、穏やかな気持ちになるゆとりも出ないでしょう。その様な状態が一生続くということは、一生が厳しく、辛いものとなってしまいます。その様な人生を送るというのは、「実に愚かなこと」と兼好は言っています。

 財産が多く、ゆとりがあるときというのは、そこにだけ視点が集中してしまい、人間らしさを求めることには無関心となってしまいがちです。それは、人間らしい一生を過ごすという観点では、自分の身を守るというよりは、苦しめるといっても過言ではありません。
 多くの財産は、あるべき人生に害を与え、めんどうなことを引き起こす原因となります。死後に、たくさんの黄金を用いて、北斗七星を支えることができたとしても、子孫たちはそれを守ってゆくことが義務となり、それが煩いの元にもなり、厄介がられてしまうでしょう。
 真の生き方を知らない、愚かな人の目を喜ばせることを楽しむことができても、それもまた、つまらないものといえます。
 大きな牛車や、肥えた馬、金銀珠玉の装飾品も、本人は、それを自慢するかも知れません。しかし、心ある、理性ある人からみますと、かえって、それは、見苦しくもあり、愚かなことでもあると見るでしょう。
 ですから、黄金は、たくさん蓄えるのではなく、逆に山に捨てたり、珠玉は、淵に投げ入れたりするのがよいのです。利欲に迷うことは、この上なく愚かな人のすることなのです。

【 コメント 】 名利に使われて
 利欲を振り払って、思い切って、黄金も珠玉も捨て去ることで、新たの世界が広がると兼好は言います。
 出家をするということは、そのくらい思い切ったことをしなければできないほどの困難なことなのでしょう。
 ところが、現世では、生臭坊主と呼ばれるような出家者にあうことがあります。本当に出家のための修行を済ませたのでしょうか、疑りたくなることもあり、さみしいことですね。

■ 「日暮パソコンに向日て」 バックナンバー

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
    この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 7月2日 ■ 一年の折り返しの日 ■ 半夏生 ■ うどんの日  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 「あたりまえ経営」とは「あたり前」を成長させる経営
 「経営者・管理職は勉強しすぎるな」ということを、私はしばしば口にします。
 頭でっかちで、経営をやっても、良い結果に結びつくどころか、消化不良が処々に散らかっている企業を作ってしまいかねないのです。
 核業務をキチンとこなす、すなわち「あたり前のことをあたり前にする」ことが基本です。
 その「あたり前」を、年々歳々成長させていくことが企業成長なのです。
 十年前と、「あたり前」が同じであったら企業の成長はストップしているのです。
 ストップどころか、成長していなければならないところが、同じレベルにいるわけですから、マイナス成長をしていることになるのです。
 「あたり前」とは何かを、正しく理解していませんと、『「あたり前のことがあたり前にできる」なんて「あたり前」のことをいっているコンサルタントなんて頼りにならない』ということを平然として言うのです。
 自分の至らなさを、自分の口から表明していることに、気がつかないのです。

■ 弁理士さんの仕事をもっと増やそう!? 701

 弁理士という職業をご存じない方が多いかもしれません。

 特許などの申請を代行して下さる国家資格です。

 類似の申請がたくさんありますし、既存の特許等ですでに受理されていたりすることがたくさんあります。

 私達素人では、それを事前に知ることは大変困難です。

 また、審査官が認めてくれるような申請書の書き方も重要で、同じ申請でも書き方次第では認められないことも多々あるようです。


 国単位の特許の出願数は、その国の技術力の高さと相関関係があるといわれています。

 たくさんの特許申請は、国力を示すことにもなり、技術力の高さの証左でもあるのですね。

(ドアノブ)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る


■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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■【今日は何の日】 7月2日 ■ 一年の折り返しの日 ■ 半夏生 ■ うどんの日  一年365日、毎日が何かの日

2024-07-02 00:03:00 | 【今日は何の日07月】

 

  【今日は何の日】 7月2日 ■ 一年の折り返しの日 ■ うどんの日

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。

   詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 
■ 一年の折り返しの日

 今日7月2日は「一年の折り返しの日」です。年始から183日目に当たり、今日の正午がその中間点になります。これは、平年の年だけで、閏年は、一年が366日ですので183日目が終わるとき、すなわち7月3日の午前零時が折り返し点になります。

 一年の平均日数は、365.2425日として計算しているので、実際にはちょっとずれることになります。その計算根拠は400年に97回の閏年をおいて、その誤差を修正しています。
 
 日本では、月の満ち欠けを基礎にしていましたが、明治5年(1872年)に新暦を採用しました。明治5年は12月2日が大晦日となり、新暦の明治6年(1873年)の元日がその翌日に始まりました。
 

■ うどんの日

 7月2日は「うどんの日」です。

 6月2日が「カレーの日」、7月2日は「うどんの日」で、その翌月の8月2日がそれを併せて「カレーうどんの日」となりました。

 カレーうどんが全国に浸透して100周年を記念して2010(平成22)年に「カレーうどん100年革新プロジェクト」という組織が中心となって制定しました。

 

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