【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月4日 褒め方の工夫で人間関係が深くなる B124 27
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
岩手に出張できています。竹根に経営を委ねていますが、クライアントの社長の友人が経営する企業で、社員に講話をお願いしたいと言われていました。
今日が、その日だったので、出かけてゆきました。
十人強の社員が全員、熱心に耳を傾けてくれました。
■ 27 褒め方の工夫で人間関係が深くなる B124
世の中には、「誉め上手」といえる人がいますね。口下手な私にとりましてはうらやましい限りです。
その様な人というのは、相手の着ているものや、ネクタイなどの身につけている物をちょっと見ただけで、それを糸口として会話を発展させることができます。「素敵なネクタイですね」というように声かけをするだけではなく、それを契機に、相手の反応を見ながら話を発展させることができるのですね。
私は、自分で、ファッションなどのセンスも知識もありませんので、たとえ話題にしたとしても一言誉めるだけで、後が続きません。
一方で、いろいろな人とのコミュニケーションは、経営コンサルタントという仕事柄、経験をしてきていますので、相手がどの様なタイプの人かを感じ取ったり、感じ取れない場合には、その視点から探りを入れたりします。
たとえば、知的な感じの雰囲気を持っている人に対しては、「最近、○○という本を読んだのですが、主人公の生き方から、反省させられることが多くありました」などと声かけします。
その対応を見ながら、相手の人が読書好きなら、本に関することで返事が返ってきます。生き方に関する返事なら、人生観などに話を持っていくことも考えられます。
反応が良くなければ、生き方の延長線上で、主人公が猫好きであることを話し、犬猫の話に発展させるのも良いでしょう。
この種のイントロは、なれていない人は、あまり話題にしないでしょう。あまりありきたりな話題に辟易しているような人へのアプローチとなり、相手の人も新鮮さを感じるのか、心を開いてくださることが多いです。話し下手の私でも、こちらのペースの話題選びなので、あまり気疲れしないで会話を続けることができます。
他の人が、あまり気づかないような話題で、自分のペースで進められるようにするためには、話の中で、相手を誉めることができるようなきっかけを見つけ出し、さらりと誉めます。逆に、それに対して、自分の失敗談で返しますと、話が発展してゆきます。
その時に、そのテーマの内容について、いろいろと知りたいという知識欲やメリットを優先してしまいますと、しらけてしまいかねません。
相手が、どの様な人なのかを感じ取り、今後のお付き合いをスムーズに進めたいという気持ちで接するようにします。別項でも記述していますように「ギブ・アンド・テイク」とか「損得」とかということを抜きにした気持ちが重要と考えます。
そこで知り得たことに対しては守秘義務と考え、他の人に対しては積極的な話題にしないようにします。固有名詞を出さずに、良いことの事例として出すときにも、さらりと表現する程度に抑えます。
また、その後、その人ととのメールのやりとりや会話機会があります場合には、さらりと挿入します。「この人は、こんなことまで覚えてくださっているのだ」と思ってくれ、人間関係がさらに深まります。
「悪事千里を走る」といわれますように、人間関係が崩れますと、悪い情報が拡散し、ますますこじれてしまいます。
一方で、人間関係は、良い関係ができますと、拡散スピードは遅々としたものですが、質の良い人間関係を展開することになります。
よい人間関係は、自分の人生を豊かにしてくるような気がします。
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆音楽の癒し効果 904
クラシック音楽はどうも・・・ という方もいらっしゃいます。
ある人は、クラシック音楽の能書きを垂れることで喜びを感じています。
私は、クラシック音楽が大好きというほどではないですが、レコードもCDも結構持っています。
チャイコフスキーの4番、ベートーベンの6番、シューベルトの未完成など定番ではありますが、音楽を聴きながら、次はどの様なメロディーに入るかが解るくらい何度も、繰り返し聞いてきています。
音楽を聴きながらブランデーを傾けるという風景は、かっこいいですね。
でも、私は下戸ですので、コーヒーを自分の好みのカップン・ソーサー(Cup and saucer)に、マイポットから注いで飲む、至極の時間が好きです。
音楽を聴くと心が安まり、疲れも吹き飛びます。
ところが、疲れが極度に達しているときには、必ずしもそうではありません。
1970年代前半に5年間アメリカに赴任していました。
連日、車でアメリカ東部を走り回っていましたが、週末近くになりますと疲労も溜まってきます。
東京・大阪間くらいの距離を、午後3時頃ボストンを出た帰り道のことです。
東部アメリカではあまりないのですが、峠越えをするところがあります。
疲れを癒やそうとラジオをかけました。
曲名は知りませんが、当時流行していた穏やかな曲調の失恋の歌でした。
それが、癒やしてくれるどころか、雑音にしか聞こえなかったのです。
アメリカにしては道幅の狭い二車線の峠のくだり道です。
普段なら安全運転をする私ですが、スピードが出ていたのでしょう。
気がつくとひやりとするような運転をしていました。
くねくね道で、エンジンブレーキだけでは制御しきれませんでした。
ブレーキを下手に踏めば尻を振ってスピンするくらいのスピードです。
フットブレーキをだましだまし使いながら、制御し、次第に安定してきました。
幸い対向車も少ない道でしたので助かりました。
学生時代から、ドライブをしていましたので、逆にドライブ技術を過信しないように常に言いきかせています。
疲労がこのような事態を引き起こしてしまうのですね。
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
初めてのアメリカ人事に、まさか竹根に白羽の矢が立つことはないだろう・・・
<続く>
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
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