kenharuの日記

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無料混浴露天風呂

2009-06-10 | 旅行記
5時起床。
濃霧の中、ヘッドライトをつけて十勝岳の中腹へ登った。
標高が高くなると霧が晴れ、十勝岳の頂上と噴煙が見えた。
高所から見下ろすと、先ほど通ってきた美瑛の町と丘は雲海に沈んでいる。
やっと晴れそうだ。
ミヤマカケスが鳴きながら、目の前を飛んでいった。
今日は鳥よりも、美瑛の丘の眺めを楽しむことにしよう。

吹上の無料混浴露天風呂で朝湯に浸かった。
浴槽が2つ並んでいて、そばに並べた数枚のスノコが脱衣場所になっている。
先客は70歳ぐらいのご老人で、3日に1回は通って来ているという。
あごまで湯に浸かりながら、面白い話を始めた。
「1人で浸かっていたら、20人ぐらいの女性客が入ってきたことがありましてね」
「この狭さに20人ですか!」
「人数の勢いなのか、全員ためらいもなくスッポンポン」
「それは・・・・災難でしたね」
「みんな同じものがついているのだから隠すことないでしょ!と言われましたよ」
「オバサンパワーだ。若いのは居ましたか?」
「だいたいが50歳前後。30代が1人居ました」
圧倒されながらも、ちゃんと観察している。
「ほう、それは良かったですねー」

朝湯を済ませ、駐車場に向かう坂を登りながら振り返ると、ご老人は相変わらず喉首まで湯に浸かって、気持ち良さそうに手足を伸ばしている。
「夢よもう一度」と思っているかのようでした。


美瑛の畑から十勝岳を望む。
Kenとharuの木が写っています(笑い)
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