道の駅「三笠」の朝は曇り。
今日は北に向かっての移動日にする予定だが、近くのフクロウ神社(仮称)に立ち寄ってみた。
今フクロウが居るという情報は無いのだが、以前の今時分にフクロウのヒナを見たことがあり、「運が良ければ」という淡い期待からである。
フクロウで有名な神社だから、手水舎には立派な石のフクロウが居る。

神社の裏手の林を探索した。
フクロウが繁殖していると、だいたいはバードウォッチャーが居るものだが誰も居ない。
あきらめて帰りかけた時、運良くお隣の住民から話が聞けた。
「いつものフクロウは居ないけど、一昨日もっと小さいのを見たよ」
たぶんアオバズクだろうと、目撃場所を教えてもらい、なんとか見つけた。

こいつも一応はフクロウの仲間。
オミクジに例えれば、大吉ではないが末吉を引いたというところだろう。
境内をぶらぶらしていると、アカゲラが現れて激しく警戒鳴きをした。

「お前らあっちへ行け!」と威嚇しているようで、見回すとオスとメスの2羽が居るではないか。
「ははあ、これは・・・」
少し離れて観察していると、まもなく巣穴が見つかった。

三脚を据えてじっくり待ち、2羽を一枚の写真に収めることが出来た。

上で餌をくわえているのがママで、下がパパ。
ニュウナイスズメの声が聞こえる。
普通のスズメは「チュン、チュン」と鳴くが、ニュウナイスズメは「チュー、チュー」とキレの悪い鳴き方をする。

スズメは頬に黒丸模様があるが、こいつには無い。
近くで繁殖しているようなので、見回していると木製の電柱裏から小鳥が飛び出すのが一瞬だけ見えた。
電柱の裏へ回ると巣穴らしいのがあった。

ニュウナイスズメの巣穴だろうと思い、巣穴の出入りを待ち構えていると、予想外の鳥が顔を出した。

なんとコムクドリではないか!

上の画像はオス。
次の色白なのはメス。


コムクドリの登場は儲けものだった。
これだけでも北海道に来た甲斐があったという気がした。
これだけでも北海道に来た甲斐があったという気がした。
まもなく雨が降り始め、上機嫌で神社を後にした。
.