道の駅「てしお」の朝。
近くの天塩漁港に行ってみると釣り人は一人もいない。
漁港を取り囲む堤防や突堤は全部が立ち入り禁止になっている。
外海に竿を出せないので、仕方なく漁港内でカレイ釣りを試した。
1時間ほどで小さなカレイが3枚とコマイらしいのが3尾釣れた。
漁師から「釣人は外海の砂浜が多い」「クロガシラが釣れる」と教えられて、砂浜に移動した。
2時間ほど粘ったが、釣れるのはフグばかり。
風向きが悪かったようで、波打ち際が海藻とゴミだらけになって釣りにならなくなった。
釣りをやめて、景色を眺めながらオロロン街道沿いをゆっくり北上。
鳥を見つけると寄り道。
関東では見られない夏羽のオオジュリンが囀っていた。
遠くに牛が見える牧草山。
サロベツ原生花園。
遠くに利尻富士が見える。
エゾカンゾウなどはまだツボミで、他の花もほとんど咲いていない。
今回の原生花園めぐりは10日ほど早すぎた。
鳥見も早すぎたようで、巣立ち雛の姿は一度も見ていない。
「ヒマラヤの青いケシの花」を見ようと幌延町のトナカイ牧場に立ち寄った。
見事な青色。
開きかけの花。
大きさはこれくらい。
ほれぼれする花だが、咲いていたのは僅か10本ほど。
手入れをしている人が「ここ数年の気温の高さで激減した」と嘆いていた。
隣接するトナカイ牧場は休業日だった。
オロロン街道に戻り、景色を楽しみながら再び北上。
今夜のねぐらへと向かった。
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