北海道で釣った鮭を長期間常温保存することに成功した。
今日もそれを食べたが、冷凍保存で持ち帰った鮭よりも明らかに味が良い。
「山漬け」などの塩漬け保存では、鮭を塩まみれにして重しを載せて水分を落とす。
これをキャンピングカーでやろうとすると大変な苦労をする。
丸のままの魚体をどこに置くか、動く車の中でどうやって重しを乗せるか、滲み出た水分をどう取り除くか、塩分濃度が高くなる前に車内の高温で痛みはしないか、などなど。
ボクが試してみたのは、捌いた鮭を3つにぶつ切りにして、飽和食塩水に沈めるという方法。
具体的には以下のような扱い。
①ぶつ切りした鮭を塩まみれにして、厚手のポリ袋(鮭袋)に入れて、さらに大量の塩をぶっかける
②翌朝、鮭の身から水が出てきたら、袋の空気を抜いて、鮭全部が水没するようにする。水没が難しければ少々の水を足しても水没させる。水中には溶けきれない塩が見える状態を維持。
③これを荷物室に入れたまま20日間走り回り、帰宅してからも常温の室内に半月ほど置いたままにした。この間、袋は常時生ぬるい状態だった。
ポリ袋内の食塩水は白濁しているが、悪い匂いはない。
嫌気性の食中毒菌を心配して恐る恐る試食したが、すぐに冷凍物よりも美味いことに気がついた。
鮭を水没させれば空気が遮断されて、山漬けのような発酵は起こらないと思うのだが、美味しくなったのはどういうわけだろう。
今では塩漬けを切り身にして冷凍庫に入れ、必要に応じて塩抜きをして食べている。

今回の飽和食塩水法?は大成功だった。
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確かに美味しいですね。
釣ったサケ全てこの方法で持ち帰るとかなりの重量になるので考えてしまいます。
今まで受け取ってくれていた義姉もサケが届かないなァと不審に思うでしょうね(笑)
フクロウさんの保存方法も「水没」なのですか?
タップリの塩を振りかけて冷蔵室に保存し持ち帰りました。
家では食べる直前まで冷凍庫、塩分が多いので凍っては居なかったでしょうね。
色も良いし、来年は我が家も試して見たいと思っています。
甘口の荒巻鮭にし切ってから冷凍で子供達に送って冷凍保存してもらっていました。
それを帰宅後受け取り解凍して食べていますが、そこそこ美味しくいただいています。
半端な塩だと危ないですが、飽和食塩水だと繁殖しないようです。
水没させない塩漬けならこの菌は繁殖しません。
溶けきれない塩が見える状態を維持しないと危ないと思いますが、「ボツリヌス菌が飽和食塩水内で繁殖しない」とはまだ確認出来ていませんから、もし試された場合は、いきなり大食いはしないでください。