12日の大峯山麓。長雨の合間の曇り空です。
巣箱の周辺をうろつき、ブッポウソウに再び遊んでもらいました。
集落の奥の巣箱を見ていると、先日と変わって、
件の鳥さん、なかなか寄り付いてくれません。どうしたことでしょう。
長雨でひな鳥に難儀なことでも起こっているのでしょうか、
と、あれこれ思ってしまうのですが。
道路わきの巣箱のほうへ行ってみると、こちらは時折親鳥が飛んできます。
頻繁にというわけではありませんけど。
先客がいらっしゃいました。バズーカ並みのレンズを三脚に構えておられます。
ご挨拶を交わします。見るからに鳥撮り大ベテランの方のようです。
「もう30年もやっとります。」
とおっしゃって車に積んでおられたご自身の写真集を見せてくださいました。
見事な美しいブッポウソウの写真ばかりであります。
「この集落の奥のところに、スズメバチの巣がありましてな、
そこにアカショウビンが入り込んで、数年前なんじゃが。...」
などと色々お話をしていただきました。年季が入っております。
さて親鳥が巣箱へ飛んでくると、ベテランさんのカメラがパシャパシャと
勢いよく連写の音を響かせるのであります。
その横で少々気後れした私の手持ちのカメラは、弱弱しくパシャリでありました。
こちらの鳥さん、咥えたトンボの餌を巣箱へ運んだかと思うと
そのまま咥えて飛び出しております。↓
もしかして、雛の巣立ちへの促しかもしれませんね。よくわかりませんけど。
ちょうど梅雨明けのころが雛の巣立ちの頃かと。その時期に是非
巣箱からの雛の顔出しの姿を眺めてみたいものであります。
少し、雨がぽつりと来だしたところで退散でありましたよ。
ベテランさんの方は、これまで写真展もお開きになってるとか。
今度機会があればぜひ鑑賞させていただこうかと思っておりますね。