昨日私が非常勤講師をやっていた、大学の最後の懇親会があり出席しました。この大学は、私のような非常勤講師は、正規の教員の先生方と話をする機会がまったくないので、前期後期の講義が終わった後、懇親会が行われており、非常勤講師が招待されていました。私は大学の定年で、今期の講義が最後となりましたので、あいさつもかねて出席しました。懇親会は、大学キャンパスの近くか都内まで出かけて開かれてたのですが、かなり高級な店が多く、おいしい食事と良い酒が飲めるので、都合のつく限り参加していました。
非常勤講師というのは、学生の入学・就職なども含め、大学運営には全くタッチしていませんので、こういった席で大学の裏話的なものを聞くのも楽しみでした。例えば、入学試験の後どの程度の学生を合格させるかも重要な問題です。この大学は私立の中では”中の上”ぐらいのランクだと思いますが、例年何%ぐらいの学生が合格後入学を辞退するかは、大体決まっているようですが、それでもかなりばらつきが出るようです。私立大学にとって、学生数が定員割れになるのは、経営基盤の問題ですので絶対に避けなければいけません。しかしあまり多くの学生が入ってしまうと、これもまた問題が出てきます。合格者は、辞退届を出すわけではなく、授業料納付の有無で判断しますので、補欠を作っておいても遅すぎて難しいようです。また入試の合否ライン付近の点数には、かなり多くの学生がいるようで、1点下げるとかなりの増加になるケースが多いようです。このような状態で、どこまで合格者にするかは、賭けのようなものだと言っていました。
昨日、4年生の卒論研究室の配属が決まってようですが、ここでもいろいろ駆け引きがあるようです。基本的には学生の希望優先になっているようですが、どこでも成績の良い学生を入れたいというのは当然です。特に今年は、前述の入学者数の設定に失敗し、かなり多くの学生が3年になっている年でした。ところがこの3年生が、予想外に留年者が多く、無事配属できたようですが、これは単に問題を先送りしただけのような気もします。こういった聞いてみないとわからないような話が結構出てきます。
私はこの大学の非常勤講師を9年やりました。歳をとってくると、自分が40年近くやってきた研究のことを若者に伝えるのが仕事だと思っていましたが、この9年で500人以上の学生に話ができ、まあ満足すべきことかもしれません。というような挨拶をして、花束をもらって帰ってきました。
非常勤講師というのは、学生の入学・就職なども含め、大学運営には全くタッチしていませんので、こういった席で大学の裏話的なものを聞くのも楽しみでした。例えば、入学試験の後どの程度の学生を合格させるかも重要な問題です。この大学は私立の中では”中の上”ぐらいのランクだと思いますが、例年何%ぐらいの学生が合格後入学を辞退するかは、大体決まっているようですが、それでもかなりばらつきが出るようです。私立大学にとって、学生数が定員割れになるのは、経営基盤の問題ですので絶対に避けなければいけません。しかしあまり多くの学生が入ってしまうと、これもまた問題が出てきます。合格者は、辞退届を出すわけではなく、授業料納付の有無で判断しますので、補欠を作っておいても遅すぎて難しいようです。また入試の合否ライン付近の点数には、かなり多くの学生がいるようで、1点下げるとかなりの増加になるケースが多いようです。このような状態で、どこまで合格者にするかは、賭けのようなものだと言っていました。
昨日、4年生の卒論研究室の配属が決まってようですが、ここでもいろいろ駆け引きがあるようです。基本的には学生の希望優先になっているようですが、どこでも成績の良い学生を入れたいというのは当然です。特に今年は、前述の入学者数の設定に失敗し、かなり多くの学生が3年になっている年でした。ところがこの3年生が、予想外に留年者が多く、無事配属できたようですが、これは単に問題を先送りしただけのような気もします。こういった聞いてみないとわからないような話が結構出てきます。
私はこの大学の非常勤講師を9年やりました。歳をとってくると、自分が40年近くやってきた研究のことを若者に伝えるのが仕事だと思っていましたが、この9年で500人以上の学生に話ができ、まあ満足すべきことかもしれません。というような挨拶をして、花束をもらって帰ってきました。