ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

花が増えてきました

2015-03-27 10:16:19 | 自然
先日家の庭がハナダイコンの花でいっぱいになったことを書きました。それより少し遅れて咲き出すのが、写真の白い花です。この花の名前の検索は割と簡単にできました。この花は細い葉が出ていますが、それからやや刺激的なにおいがします。そのあたりから調べたところ、「ハナニラ」という植物であることがわかりました。にらとなっていますが、食用のにらとはかなり違った植物のようです。面白いのは、ハナダイコンが咲いている部分とハナニラはきれいに分離しています。どうも植生というのは、こういう感じになり混ざって咲くことはにような気がします。この花の時期が終わった時草取りをしないといけませんが、このまま放置すると外からみて、廃墟のようになってしまうためです。草取り作業をしてみると、雑草でも比較的きれいに生えている場所が異なっているような気がします。

なぜこのような植生になるのか、昔からやってみたいことがありました。これは仮説として、先に発芽した植物が、ほかの植物の発芽抑制物質を出しているのではないかということです。そうであれば、ひとつの植物が生えているところに、ほかの植物が混ざらないことが説明できそうです。まあいろいろと考えられますので、あくまでも一つの仮説ですが、これはぜひ追求してみたいことです。もし本当に発芽抑制物質が見つかれば、これはいわば天然の除草剤で、全く無害の物となります。また次に違った植物が出てきますので、作用時間も短く環境汚染も全くないはずです。

やや専門的になりますが、こういったものは化合物ではなく、特殊なタンパク質である可能性が高いと思われます。この考えを思いついたのは、元の会社を辞めた後だったので、具体的に調べてみることはできませんでした。こういった実験システムについては、割と簡単にできそうな気がしますが、なかなか自宅でやってみるというのは難しく、あきらめています。まあもともと仮説が間違っている可能性は高いのですが。

このように、発芽した植物が発芽抑制物質を出して、ほかの植物の芽が出ないようにするのではというのは、単なる妄想に近いのですが、それを検証してつぶしていくというのが我々の仕事とも言えます。しかし若ければやってみたいのに、といった考えは歳を取ったから出てくるのかもしれません。
それでも自然の中には、まだまだよくわからい現象がいくらでもあるような気がしています。