ごっとさんのブログ

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マドリードオープン ジョコビッチ優勝

2016-05-09 10:31:53 | テニス
前回錦織がキリオスを倒し、準決勝進出を決めたところまで書きました。準決勝は王者ジョコビッチに挑戦です。

ここまで錦織の試合はすべて見てきましたが、下位選手に対してはやや苦戦するところもありましたが、順当に勝っており次の段階に進むには、何とかビッグ4の壁を破ってほしいものです。しかし今年になってもマイアミのジョコビッチにも完敗しており、調子の上向いている今大会ですので、そろそろジョコビッチに勝ってほしいという願いを込めながら観戦しました。

錦織は前日キリオスとの3時間近い戦いをしましたので、やや疲れが残っていそうですが、そのくらいのほうがかえって力が抜けるのではと、勝手な想像をしていました。

ジョコビッチのサーブで始まりましたが、錦織の素晴らしいショットが続き0-40とブレークポイントまで簡単に進みました。しかしここからがジョコビッチのすごいところで、エース級のサーブとスーパーショットでジュースまで戻し、ブレークを許しませんでした。

錦織も安定してサーブをキープしていましたが、4-3となった第8ゲーム、錦織がミスをしたわけではないのですが、ジョコビッチのすごいショットでブレークされてしまいました。この差を縮めることができずこのセットを落としました。

ジョコビッチに勝つ条件として、最初のセットを取ることが必須と思っていましたが、残念ながらこのままかと思っていました。

しかし2セットに入っても錦織の良いプレーが続きました。どんな球でも拾うジョコビッチが追うのを諦めるドロップショットや、完全に後ろ向きで決めるバックのハイボレーなど錦織らしさが出ていました。それでも1枚上手のジョコビッチにブレークを許し、4-5でジョコビッチのサービングフォーマッチとなりました。

ここまでかと思ってみていたのですが、ジョコビッチも勝ちを意識したのか、ダブルフォルトなど出て、このゲームをブレークしタイに戻したのです。このままタイブレークまで行きましたが、流れは錦織にありそうでした。しかしやはり王者の底力は素晴らしく、惜しいところはありましたがこれを取ることはできませんでした。

スコア上は完敗という結果でしたが、今回は良く戦った結果の惜敗といえます。このもう一歩がいつになるのか、かなり近づいたという感じを見せた一戦でした。

決勝はナダルを破ったマレーとの戦いになりましたが、予想外のフルセットでジョコビッチが優勝しました。まだまだジョコビッチ1強時代なのかもしれません。

もう次のローマでのイタリア国際(ATP-1000)が始まっています。この大会も上位はほとんど出場していますので、錦織の疲れがやや心配ですが、応援していきます。