ごっとさんのブログ

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イタリア国際オープン決着 続

2016-05-18 10:49:20 | テニス
昨日のイタリア国際の続きで、いよいよ絶対王者ジョコビッチとの準決勝です。

錦織は今年になってからのマスターズだけでも、ジョコビッチとは3回目の対戦となります。3月のマイアミオープンでは決勝で戦い、6-3、6-3の完敗でした。次が前回のマドリードオープンで、これは準決勝で6-3、7-6で敗けたのですが、2セット目はタイブレークまで行き、ストレート負けではありましたが、かなり良い戦いを見せてくれました。

今年だけを見ても明らかに錦織の調子が上がっています。ジョコビッチに勝つためには、最初のセットを取るというのが条件になりそうですが、今回の準決勝は期待が持てるような気がします。

試合が始まり、ジョコビッチがキープした第1ゲームの後、なんとジョコビッチがメディカルタイムアウトを取りました。どうも足の調子が悪いようですが、1-1となった第3ゲームに錦織のドロップショットが決まりブレークしました。このリードを守ればよいのですが、第7ゲーム絶妙のショットで2回目のブレークをし、このまま6-2で1セットを取りました。これで打倒ジョコビッチの最初の条件をクリアーしました。

しかしさすがにジョコビッチ2セットに入ると明らかにギアを上げ、ミスが極端に少なくなってきました。その10ゲーム目錦織のショットにジョコビッチが上回り、ブレークされこのセットを落としてしまいました。しかしこれは予想していたことで、ジョコビッチにストレートで勝てるほどの差はないと思っていました。

さて運命のファイナルセットです。当然ですが1本のミスで勝敗が左右されそうな、緊迫したゲームとなりました。しかし先にブレークされたのは錦織でしたが、中盤に追いつきどちらに行くか全くわからないまま、6-6のタイブレークとなりました。

一時は3-1とリードしたものの、ここで痛恨のダブルフォルトが出てしまいました。最後はサーブを返すことができず、ジョコビッチの勝利となりました。3時間を超える試合で、惜敗というにはあまりにも惜しい試合でした。

まあ月並みではありますが、今後の錦織に期待できる内容でした。個人的にはすでにビッグ4の一角に入っているような気がします。

さて次の日楽に勝ち上がったマレーとジョコビッチの決勝戦でしたが、明らかにジョコビッチは疲れているようで、精彩がありませんでした。ですから王者ジョコビッチといえども、体調には勝てなかったようです。良さが出ないままストレートでマレーの優勝となりました。

次はいよいよグランドスラムである全仏オープンが5月22日から始まります。またすぐテニス漬けの毎日になりますが、私も体調を整えて楽しみたいと思っています。