ごっとさんのブログ

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イタリア国際 錦織ベスト8

2016-05-13 10:36:24 | テニス
またまたテニスの話題ですが、先週に続いてローマでイタリア国際オープン(ATP-1000)が開催されています。錦織は2回戦、3回戦と勝ち進みベスト8に入りました。

テニスのトッププロというのは本当にスケジュールが詰まっていて大変です。錦織の経緯についていえば、日本時間で説明すると、前回のマドリードオープンの準決勝が、8日日曜日の夜明け前に準決勝でジョコビッチと戦いました。これには負けてしまいましたが、次の月曜日にはスペインからイタリアに移動し、1回戦免除といっても2回戦を火曜日の夜には戦うことになったわけです。

通常は大会の間隔は1週間ぐらいあくものですが、この大会は全く休みなく連続してしまいました。また同じクレーコートといってもスペインとイタリアでは微妙にボールの弾み方などが違うようですが、このスケジュールではほとんど調整の時間なしに試合に臨むことになります。

さて錦織の初戦となる2回戦の相手はスロベニアの24位の選手でした。この辺りのランキングの選手は、当然ですが1回戦を勝ち上がるだけの力を持っており、しっかり対応しないと危険な相手といえます。

試合が始まると、どうも錦織の動きが悪いようです。それでも何とかサービスゲームをキープしていましたが、相手のサーブを破れそうもない展開でした。それがついに最後のサービスゲームを破られ、最初のセットを取られてしまいました。

しかもセット間にトレーナーとドクターを呼んで何か話をしています。特に治療をしたわけではありませんが、ドクターから何か薬をもらって飲んでいました。これでゲームが続けられるのか心配でしたが、何とか2セット目が始まりました。

やはり疲れているようで、膝に手置き苦しそうな様子を見せていましたが、ショットは鋭くなったようです。それでもここで実力の差が出たか、6-2とこのセットを取りました。結局ファイナルセットも、少ないチャンスをものにして何とか勝つことができました。試合終了後も全く笑顔を見せることもなく、本当に苦しそうでした。

それでも次の日は一日空きますので、これでどの程度回復できるかが問題でした。昨日の3回戦は先週戦ったばかりの11シードのガスケとの対戦となりました。過去6連敗といっても先週は完勝でしたので、錦織の体調が戻っていれば問題ないはずです。始まってみると好調の錦織が戻っており、スタートダッシュに成功して、6-1と大差をつけて1セットを取りました。次のセットはややもたつきましたが、ストレートの完勝でした。

次が準々決勝でフェデラーのはずが、なんと昨日フェデラーが22歳の新鋭に破れてしまいました。これが錦織にとって吉と出るか、今日というより明日の夜中の試合が楽しみです。