ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

錦織 準決勝進出マドリードオープン

2016-05-07 10:29:23 | テニス
先日書いたマドリードオープンの続きです。昨日の準々決勝キリオス戦は本当につかれる試合でした。

その前に3回戦のガスケ戦ですが、現在6連敗中で一度も勝ったことのない相手です。フランスのガスケは第10シードと良い位置におり、順調に勝ち上がっていました。それでも試合が始まると、錦織が2回戦よりギアを上げてきているという感じがしました。

やっと強い錦織が戻ってきた感じですが、ガスケもいろいろと天才ぶりを発揮しました。ネットに出るタイミングや、ドロップショットの落とし方など素晴らしいものがありました。それでも全体的には錦織がやや上回っており、終始押す展開で6-3と1セットを取りました。

2セット目はガスケもさらにいろいろやってくるのですが、錦織はうまく跳ね返し5-4とサービングフォーマッチとなりました。ところがこのサービスゲームをとれず、5-5となり嫌な展開かと思っていました。それでもここから2ゲームを取り7-5で勝利しました。7戦目にして初めての勝利ですが、なぜ今まで勝てなかったのかと思うほど安定していました。

さて昨日の準々決勝はオーストラリアの若手21歳のキリオスでした。ランキング21位といっても第4シードのワウリンカを破っていますので、過去錦織の2勝といっても侮れない相手です。実際220キロのサーブもよくなり、フォアバック共に安定し、かなり強くなっていました。

錦織もサーブが良く、互いにサービスゲームをキープして1セットは6-6のタイブレークになりました。一旦は錦織がリードしたのですが、キリオスのすごいネットプレーなども出てこのセットを取られてしまいました。

2セット目も同様にサービスキープが続いたのですが、キリオスの戦法が変わり、錦織のサービスゲームは徹底的に攻めてきたのです。当然ミスも多くなりますが、入ったときはポイントとなり、この辺りは本当に紙一重の差です。錦織はなんとかこの攻撃をかわし、サービスをキープしたのですが、やはりキリオスのサーブを破れず、またタイブレークとなりました。

これは何とか錦織がとりやっと1-1でファイナルセットに入りました。しかしここまで互いに12ゲームもサービスゲームをして、一度も落とさないというのは本当にすごいもので、見ていて疲れました。3セットはキリオスの若さが出たのかやや粗くなり、4ゲーム目に初めてキリオスのサービスゲームを破りました。後は丁寧に自分のサービスゲームをキープし、6-3で錦織が3時間近い試合に勝つことができました。

しかしキリオスは本当に強くなっており、これからは強敵となりそうです。いよいよ今日というより明日の夜中ですが、準決勝でジョコビッチに挑戦します。今季2敗していますが、3度目の正直で頑張ってほしいものです。