内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

病床日記

2017-02-11 18:14:16 | 雑感

 今日は一日寝たり起きたりの繰り返しでした。しかし、幸いなことに、昨日に比べれば症状がかなり緩和してきました。咳もあまり出ず、胸のあたりの圧迫感もなくなりました。鼻水の出も少なくなりつつあります。ただ、熱がまだ高く、朝の検温では38.7度、夕方の検温では38度。だから頭がボーッとしたままで、とても読書どころではありません。とはいえ、徐々に体全体の怠さは軽減してきているので、明日もう一日おとなしくしていれば、月曜日には、なんとか授業ができるほどには回復することでしょう。休講にすると、補講の時間を確保するのが容易ではなく、学生たちも通常の時間割以外にキャンパスに来るのを好みません。私も不規則なのは好みません。
 仕事の都合上、どうしても生活が不規則になる方も少なくないでしょう。私の仕事などは、拘束時間という点では、楽なものです。後期は、火・水・木それぞれに一コマずつ(2時間・2時間・3時間)です。授業の準備は家ですればいいのですから、オフィス・アワーも含めて職場にいなくてはならない時間は、通常のフルタイム(もちろん残業は除いて)の仕事の五分の一くらいなものです。もちろん大学でのポストは、准教授であれ教授であれ、教育研究員という枠に入りますから、授業だけしていればよいのではなく、研究業績も上げなくてはなりません。もちろん、会議もあります。それにしても、日本の大学の先生たちの忙しさを漏れ聞くたびに、ある意味で恵まれていると言えるのかもしれないなあと思ったりもしています。確かに給料は安いのですが、それを職場での拘束時間と授業の準備に実質充てている時間で割れば、決して安いとは言えないでしょう。
 あとは研究業績ですね。この夏までにいくつかの研究をまとめておきたいと思っています。九月からは学科長ですから、おそらくそれからの四年間、研究はほとんどできないだろうと覚悟しています。病気でぐずっている場合じゃないですね。ちょっと緊張感が足りなかったことで、病気に付け入る隙を与えてしまったのでしょう。年も年ですし、健康管理にはさらに注意したいと思います。