今日から12月7日まで、「サイテー・モード」です。
これは、「オンリー・サイテーション・モード」をさらに下回る究極の手抜きモードで、毎日せいぜい数行です。たとえそれより長くなったとしても、「流している」ことに変わりありません。
もう随分昔の話で記憶があやふやなのですが、吉田秀和がどこかでウラディミール・アシュケナージのバッハ演奏(パルティータだったかな?)を「錦絵のよう」って評していたことがあって、演奏技術としては非の打ち所はないのだけれど、こんな豪華絢爛な音の絵巻物って、バッバ解釈としてどうなのかっていう違和感の表明だったような印象が残っています。
そんなことを思い出したのは、今年発売されたアレクサンドル・タロー演奏『バッハ・トランスクリプション集』を聴いて、「宮廷音楽みたいに典雅できらびやかだなあ」って思ってしまったからです。
でも、嫌いじゃありません。こういうキラキラしたバッハ演奏もいいなって思います。
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