赤い太陽にキッス! 

旅日記、旬の花をパチリ!
ランチあちこち、スウィーツ大好きも書きます。
そうそう、 朝一番の太陽にキッスも・・・

ラバーウッドは地球に優しい

2006年02月10日 10時12分59秒 | 生き物ばんざい
●日本一の家具工場カリモクを見学する 3
ゴムの木のリサイクル

木肘椅子を専門に作っている東浦カリモク工場を見せてもらった。
大きな工場へドアーを押して入ると、心地良く効いた空調温度、澄み切った空気、
粉塵などを完璧に清浄している。
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作業工程順に案内して行ってくれた。
女性の姿も多く見られる、NC加工機械が30台近く稼動している、
頭上には、本日の目標 00台現在00台 +-0台
トヨタ方式のような大きな看板が目に付く。半分以上は目標をクリアーしていた。
最近の製造工場では外国人の姿が多く見られるがまったく見られない。

同行の本社A次長さんに聞いてみると
「当社では言葉の問題で、技術的なことを上手く伝えられないから
一人も採用していない」とのことだった。

説明の中でラバーウッドかなり使われているとの事を聞いて驚くと共に感心した。
ナラ・ブナなどが100年200年のサイクルでしか再生産できないのに
ゴムの樹は25年で再生産できると言うし、ゴムを取ったいわば廃木という面もある。
手にとって見せてもらったが木目も美しい木材なんですね。

きれいな環境の整った工場であるがさすがに塗装部門はあのシンナーの匂いが
鼻を付いた。自動車のようにロボットに任せるにはまだ困難が伴うらしい。
NC機械の発達で、熟練家具職人なくして大量生産が出来るかと思いきや
部門部門の工員のスキルは不可欠のようである。
一人ひとりの作業状態を見ても納得できる。
予定時間きっかりの正午に見学を終え、カリモク工場を後にした。

★ 地球に優しい家具材料ラバーウッドとは?

昨今、家具の材質表示の中に「ラバーウッド」という文字を目にすることが多くなりました。
ラバーウッド集成材は人に地球にやさしい木材で、カリモクは現地マレーシアに工場を設けている。

 「ラバーウッド」は、生産寿命が尽きて植え替えのために伐採されたゴムの木をリサイクルしたもので
地球にとってやさしい商品です。
 マレーシアなどでは天然ゴムのラテックスを採取するために、大量のゴムの木が植えられています。
このゴムの木から半永久的にラテックスが採取できればいいのですが、
残念なことに植えてから25年くらい経つと収量が悪くなってしまうので、
ゴムの木は25年サイクルで伐採され、若い木に植え替えられます。

 その大量に伐採されたゴムの木は、以前は焼却処分されるか、もしくは腐るがままに放置されていましたが、
現代の技術で、つまり高温圧縮で集成加工された優良な家具素材に生まれ変わっています。
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