
アタマぐるぐる色んなことが回るけれどもまとまりえない。そういった事実が”はたらく”平日の夜。
離れ小島への帰路電車に乗れば、珍しく座れた。。。と思って、メモ帳とペンを取り出す。
しかし、書きかけのメモに眼をやると、全然視えない。
ペンの先さえ視えない。
一体、どういうことだ?と思いつつ、メモ帳を近付けたり・遠ざけたりしながら、何とか焦点が合う位置を探す。
ローガンズ(老眼)なのか?疲れ眼なのか?と言えば両方。
そんな具合で、ハタから見たら志村けんさんの演じる様のようかもしれない。
そうしていると、芝居の中のように、とある駅でふとっちょおじさんが乗ってきて、空いたとなりの席にどっかんと座る。
いきなり窮屈になる。車両内は空いているのに。
それだけならまだしも、おじさんは酔っ払っていて眠り始めて、こちらに体重を掛けてくる。
参ったなあ、と思いつつ、メモ帳を位置変えしながらペンを走らせる。
次第に、あたりは一気に酒くさくなる。
「おじさん、まだ火曜日。しかも、泥酔するには早い、たかだか9時10時だよ。」と声を掛けたい気分になる。

半分アナログな自分は、日々メモ帳にくだらないメモをするが、平日は容易にまとまり得ず、帰宅すると途端に「ああ~疲れた」とどっかとしてしまって、せいぜいは夕食作りと植物への水やりで精一杯である。
当方には巨体を維持出来るチカラが無いので、一週間に費やす配分を無意識にしている。
帰宅して、今年”初”のせんぷうきを回す。
音楽を掛けながらうろうろ。カセット・本・LPをがさがさひっくり返すが、やっぱりまとまり得ない。
今日は、朝のラジオどおり、雲がかぶった一日だったが、気温は高かった。
空を雲が覆うと陽射しのきつさはやわらぐが、フタをかぶせたようになって、湿度が高いムシムシした陽気になる。
外はまだ良い風が吹いているが、風通し悪い室内は暑い。
***
今夜紹介したい夏の一曲は、ガーランド・ジェフリーズの1982年アルバム『ガッツ・フォー・ラヴ』に収録された愛曲「フィデリティ」。
■Garland Jeffreys 「Fidelity」1982■
当時、渋谷陽一さんがサウンドストリートの新譜紹介の中でかけてくれた曲。
それを収めたカセットテープは見つからず、最近はあきらめも早い。
しかし、それにしても、この曲さえアップされたYOUTUBEの怖さ。デジタルで聴けるとは思いもしなかった。

LPレコードは持っていないが、空を突き抜けるような軽快なメロディと歌声が美しい一曲です。

今朝、朝顔が咲いた。