
6月28日 土曜日
0時過ぎてから寝たが、4時に明るくて目覚める。
そこからひたすらラジオを聴くが、昼に野菜のお味噌汁とご飯を食べると眠ってしまう。外は雨が降ったりやんだりの不安定。室内で過ごす。

6月29日 日曜日
安住さんのラジオを聴き、午後雨がやんだスキを狙って歩き出す。
入道雲と青空。それが綺麗で、空ばかりにシャッターを切る。
そんなうちに、空はねずみ色に覆われてスコール。
対策済みの濡れても良い格好で居たので、痛くもかゆくもない。
降ってはやんで青空の繰り返しを、歩く間三回見る。


6月30日 月曜日 大祓
神社に行き大祓をするつもりも、目の前の仕事に流され、島に着くと既に指定時間を過ぎている。
夜の曇り空。
それでも神社に向かうべとも思ったのはほんのわずかで、人が集まる場所に向かうわずらわしさから、心の中で大祓をする。それで充分。

■細野晴臣 「エサシ」1989■
正月といえば、人が見向きもしない場所に行き、大勢が向かう場所には出向かず、人が少ないだろうという機を見て、神社仏閣に向かう。
ネコと同じで、多勢や強要の圧力を感じると逸れる。

この半年の速さは、俯瞰的に見ても加速度を増している。
こんな感覚は、産まれて初めてかもしれない。
余計な邪を、よりいっそう削ぎ落としていかねばならない。

コレンドア
彼の惑星より生まれ来たれり。
コレンドアとは「宇宙人のふるさとの星」といった意味の、新しい言葉でしょうか。
見慣れぬ月の下で、ルナティックなピアノを弾いているのはインセミノイド。
そこで思いめぐらすふるさとは、きっと日本の田舎の音がするでしょう。(細野晴臣)

■細野晴臣 「プリオシーヌ」1989■
