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6月23日 月曜日
週の始まりというのに、朝はあちこちで次々に人身事故が起きるに伴って、選択可能な経路がせばまっていく。
その中をかいくぐって、何とか都内に辿り付いた。
常に寿司詰め電車を回避してきたのだが、止む無く潰されながら揺られて始まる。
相変わらずモラル無き車内では、いくら混雑しようと、ゲーム・モバイル映像に熱中する者、デカサイズの少年マンガを読む者、リュック族等々が異臭を放つ。
それらを視界から外に置きつつ突破する。
よくこういった事態を、この2014年と結び付けて述べるケースは多々あるが、思えば6・7歳の頃、地下鉄通学デビューした時代と大して変わらない。
むしろ、もっとひどい状況を見てきた。所詮、そういう程度のものだろう。
今年の夏至は、土曜日21日だったそうで、頭には3ヶ月置きの23日あたりというのがあり、気が付いたら、既に通り過ぎてしまっていた。
夜、湿度高く蒸し暑く、家の”倉庫”でレコードをがさがさめくっているうちに汗だくになる。
現場作業そのもの。
Tシャツ等々も脱ぎ、トランクス1枚に首にタオルを掛けて缶ビールのプルを空ける。
6月24日 火曜日
朝いつものように植物たちに水やりをする。
きゅうりは大きく実ってはいるものの、総じてみんな元気がない。
葉っぱの色合いを見て、そう思う。それも、太陽があいまいなせいなのか?と想像してみる。
顆粒と液状の栄養剤を適宜、それぞれにほどこす。
10時を過ぎて、カミナリごろごろ鳴り出し、雨。夏の通り雨。
朝お水を上げる必要はなかった。
次第に、スコールのような一時局所的雨が降ったようで、そのニュースを見つつ、皆の心配をする。
ピーマンは最近虫が付いた影響もあり、元気が無かったが、ピーマンは余り水が多過ぎるといけないと言われているので、大丈夫だろうか。
心配しながら島に戻る。
しかし、夜道を歩いていると、廃校になった校舎をマイペースで野良猫さんが歩いている。
路面は濡れてはいるが、空を見れば雲はあるものの、星さえ見える。
帰ってみれば、植物は皆・久しぶりの雨に洗われて、むしろ元気。
生命力の強さは、自分より上。
きゅうりは、朝見たより一段大きくなって、市販品を越えて見た事無い巨大きゅうりになっていた。
■Brian Eno・David Byrne 「The Jezebel Spirit」1981■
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当時”神懸かり”的なキレを見せていたブライアン・イーノとトーキングヘッズのリーダーであるデヴィッド・バーンが共作した「マイ・ライフ・イン・ザ・ブッシュ・オブ・ゴースツ」。
アフリカ音楽に傾斜し、その後の音楽界に大きな傷痕を残した歴史的一枚。
国内LP盤のレビューを書いているのは、中村とうようさん。
このタイトルは、ナイジェリアの作家であるエイモス・トゥトゥオーラの「やし酒のみ」からの引用。
それを知って、当時三省堂本店でこの本を買って読んだが、日本語翻訳が困難な面もあったのだろうが、夢物語的な文章で、いまいち理解出来なかった。
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「ブッシュ・オブ・ゴースツ」には、イーノの録音したカセットテープのコレクションが活躍している。
ベーシックトラックを作った後に、そこにラジオ番組他、様々な録音テープを乗せて加工していく。
音譜や規定の音楽の在り方を否定し、自らを”ミュージシャン”と呼ばれることを極端に嫌い、テープレコーダーという道具の可能性を追求したイーノ。
これは、その後1982年発表されたソロ「オン・ランド」では、自然音を使った大地の響きというカタチでも現れる。
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アルバムA面を締めくくる曲「ジザベル・スピリット」は、当時住んでいたマンハッタンで、イーノが聞いたラジオ人生相談の録音テープから引用されている。
ラジオを通じた悪霊祓いの相談者と祈祷者のやりとり。
この曲は、その後1982年に始まった、ピーター・バラカンさんとアッコちゃん(矢野顕子さん)のFM番組「スタジオテクノポリス27」(土曜深夜3~4時)のエンディングテーマ。特に想い出深い一曲。