登山の目的とか楽しみ方は色々あると思うけど、槍ヶ岳登山では何かと考えさせられるシーンに出会った。
狭い山頂を目指して、10~30人くらいの登山ツアーや山岳会などのグループが、ガイドの先導で順番待ちをしながら行列を作って登っていく。
そんな人たちの安全を確保するために、垂直の岩壁には鉄の梯子や滑落しやすい場所には鎖が設置され、スタンスやホールドも程よい場所に付けられている。
巨大な山小屋も宿泊受付では並ばされ、食事も3~4回交代で順番待ちの行列が出来る。
かいこ棚は一枚の布団で二人が雑魚寝と、かつて小屋の親父と炉辺で山談義などは、ここでは思いもよらない。
中高年の登山ブームに団塊世代が加わり、有名な山はますますこんなスタイルで賑わっていくのだろうか。
今回の登山は、江戸時代に槍ヶ岳を開山した播隆上人が、なぜ馴染みのある飛騨側から登らなかったかを探りたかったことと、近代登山の黎明期に初登攀を競った北穂高滝谷の全容を奥丸山から見ることであった。
一方は大混雑する有名な山、他方は訪れる人は少ないけど味わいのある静かな山。色々な登山スタイルはあるけど、何か動機があると思わぬ楽しみに出会うことがある。
狭い山頂を目指して、10~30人くらいの登山ツアーや山岳会などのグループが、ガイドの先導で順番待ちをしながら行列を作って登っていく。
そんな人たちの安全を確保するために、垂直の岩壁には鉄の梯子や滑落しやすい場所には鎖が設置され、スタンスやホールドも程よい場所に付けられている。
巨大な山小屋も宿泊受付では並ばされ、食事も3~4回交代で順番待ちの行列が出来る。
かいこ棚は一枚の布団で二人が雑魚寝と、かつて小屋の親父と炉辺で山談義などは、ここでは思いもよらない。
中高年の登山ブームに団塊世代が加わり、有名な山はますますこんなスタイルで賑わっていくのだろうか。
今回の登山は、江戸時代に槍ヶ岳を開山した播隆上人が、なぜ馴染みのある飛騨側から登らなかったかを探りたかったことと、近代登山の黎明期に初登攀を競った北穂高滝谷の全容を奥丸山から見ることであった。
一方は大混雑する有名な山、他方は訪れる人は少ないけど味わいのある静かな山。色々な登山スタイルはあるけど、何か動機があると思わぬ楽しみに出会うことがある。