名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

朝の散歩

2011年02月09日 | セカンドルーム

 

今朝方から雪が降り続いているが、散歩をしていても、それほどの寒さは感じない。
週末にかけて寒気がやってくるので、その前触れの雪のようだ。
この程度の降りなら散歩に支障は無いので、林道を上流に向かって1時間ほど歩いてきた。
雪が締まっているので、歩きやすく枯れ木に花が咲いたような雪景色は、いつ見ても飽きない。

林道の入り口で、二人の猟師が熊狩りの準備をしていた。


よく訓練された猟犬は、人や飼い犬には反応しないが、熊や猪には勇敢に向かっていくという。


家の前を通る時に、ユキはいつも激しく吠えるが、猟犬は見向きもしないで通り過ぎていく。
2歳の猟犬は精悍な感じだが、頭を撫でてやると穏やかな表情に変わる。
熊猟は、11月15日から2月15日まで許可されているので、猟期は間もなく終わる。


スノーモービルで走れるところまで行って、あとはカンジキを履いて、山中にある熊穴を探す。
熟練の猟師は、熊が冬眠をする場所を何ヶ所も知っていて、探り当てると棒で突付いたり犬をけし掛けたりして、穴からおびき出す。
目覚めた熊が、驚いて穴から顔を出したところを、狙い定めてズドンと撃つ。
熊の胆は万病に効く薬として珍重され、金の目方と同額で取引されたという。
今は、その価値を知る人が少なくなって高額で売ることは出来ないと、老猟師が嘆いていた。
飛騨の料理屋や温泉旅館では、熊料理を冬の売り物にしているところもあるので、熊肉や毛皮の需要はあるようだ。
去年の秋は、この林道で熊を目撃したし、猪の箱わなでも捕獲されている。
人里近くでしか餌が取れなくなった可哀そうな熊さんも、あと数日で安息の日を迎えることが出来る。

コメント (6)
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