
荒れ模様の天気は治ったが、その余波で風が強く肌寒い一日。


白川公園向かいの伏見通り沿いで建設中のセキスイハイム
マンションは、鉄骨が上まで伸びてきた。

その足元に奈良坂源一郎宅跡の立て札が立っている。
あまり馴染みのない学者だが、解剖学に大きな影響を
与えたとのこと。

その近くの堀川端に、名古屋大学医学部源流の愛知医学校跡
の記念碑が建っている。

奈良坂源一郎は恐らくここでも教鞭を取っていたことと思われる。

堀川では護岸工事が進行中で、記念碑や古い石積み護岸、
岸辺の緑も消えていきそうだ。

対岸には老朽化したマンション2棟が建っている。
川岸に並んでいた材木問屋や製材所が、名古屋港の木材団地へ
移った時の跡地に建てられたので、50年ほど経っている。

堀川護岸工事の納屋橋と天王崎橋間はすでに終わっている。

天王崎橋と洲崎橋間は一部のみで、大半が未着工。
堀川両岸は材木問屋や倉庫などが軒を連ね、川には筏が係留され
ポンポン蒸気が行き交っていた。
今はすっかり様変わりして、ビルやマンション、ホテルなどが
ひしめきあっている。