毎週木曜日は円空仏彫刻の稽古日で、会場の
荒子観音寺へ通っている。
緊急事態宣言が出たこともあり、5、6月は休講となった。
教室では技術の修得以外に、同世代の仲間との交流が
良い時間になっていた。
OB会のサークル活動や、仲間との会合なども少なくなっていく。
月や週単位の予定がなくなると、生活のリズムも狂ってしまう。
聖観音像が完成し、先週から飛騨丹生川・住吉神社の
護法神像に取り掛かっている。
以前に高野槙で一体彫ったことがあるが、手頃な柿の木が
手に入ったので、もう一体作ることにした。
直径14センチの丸太を半割にし、下絵を描いて要所に
切り込みを入れ、顔や胴体部分の形を作っていく。
柿の木の特性で、中心部に黒ずみが出てきた。
樹齢100年も経ると黒柿として貴重な材になるが、
若木では染みにしか見えない。
白川公園の噴水池に、カルガモ用のシェルターが
もう一つ設置されていた。
つがいの姿が見えなくなったので、美術館の茂みあたりで
抱卵を始めたのかもしれない。
コガモ7羽は、一回り大きくなって元気に泳いでいる。
新しい仲間が増えたら、仲良く棲み分けてくれるだろうか。