午前中はは雲に覆われ、久々に陽射しのない朝だった。
下園公園の東屋に一人用のテントを張り寝ている人がいた。
リアカーに荷物を積んで、全国を放浪しているようで、幟には
歌って歩く「日本放浪旅」と記されていた。
ひと頃は、カニ族と呼ばれる若者たちの長期貧乏旅行が流行っていたが、
近ごろはあまり耳にしない。
リアカーにテントは究極の貧乏旅行スタイルだが、気ままに行きたい
ところを旅できる自由が羨ましい。
先日来クルミを加工したストラップ作りをしている。
30個ほどのパーツの加工ができたので、ぴったり入るように修正しながら
クルミの中に納めて固定する仕事をした。
クルミに空間を作り中身を掻き出すのは、根気も要るし
眼も疲れるので長時間は続けられない。
これをいただいた大勢の人から喜ばれますね。
カニ族、初めて聞きました。
最近はキャンピングカーを
ねぐらにする人もいるとか、TVで見ました。
この「放浪旅」の住人は若い人でしょうか。
行きたいところへ行ける>ここだけ切り取れば
うらやましいですが、ここを棲家には
誰でもできることではありません。
細かい手仕事を飽きずに続けています。
古くは西行や芭蕉、山頭火など、全国を放浪して
歌を作っていました。
円空もその一人かも知れません。
形は違うけど、いつの時代も放浪の旅に憧れる
人が多いようですね。