再開発中のささしまライブを歩いてきたが、大型連休最終日で工事は休みだった。
グローバルゲート・ウエストタワーは、しばらく行かぬ間に30階を越す高さまで伸びていた。
辺りから腐臭が漂ってきたので、もしやと思って堀留へ行ってみたら大量の魚が浮いていた。
↑名古屋港管理組合の回収作業
気温が上昇して、酸欠状態になったのか、汚染物質が流れ込んだのかは分からない。
去年も水面を埋め尽くすほどの大量死を見たが、今年も水質が改善されないまま同じ状態が起こった。
魚はほとんどが汽水域を好む体長20~30センチのコノシロ(コハダ)で、はるばる伊勢湾から遡上して非業の死を遂げている。
酢締めにして握れば、江戸っ子ならずとも飛びつくが、こんな哀れな姿を晒してコハダも浮かばれない。
↑小栗橋付近
↑中川口付近
堀留に限らず、運河のあちこちで、白い腹を見せた魚が浮いている。
昨日は堀川でヘドロの悪臭に見舞われたが、またしても今日は、中川運河でコノシロの死臭に遭遇した。
↑松重閘門にもコノシロが
↑長良橋から上流を見る
水運の大動脈であった中川運河は、名古屋港と国鉄笹島貨物駅の堀留を結び、松重閘門を通って堀川ともつながっていた。
役割の終わった運河は長らく放置されたままだったが、名古屋市を中心に再生計画が策定されている。
↑中川口緑地
市の計画概要には
⒈交流・創造の場の創出(沿岸用地の賑わい、憩い施設の誘導)
⒉歴史・町づくりの展開(倉庫群、松重閘門などの復活と活用)
⒊運河景観の創出(運河特有の景観要素の活用)
⒋水上交通の誘導(名古屋港、運河・堀留、堀川と連携した水上交通網)
↑古い倉庫群
↑建設中の露橋水処理センター
その他良好な水環境の創出や緑豊かな空間、多様な生き物に親しめる場など、夢いっぱいのプランが網羅されている。
「中川運河の水辺に新たな息吹を注ぎ、次の世代に継承していきます。」のスローガンが実現することを期待したい。
この写真を拝見した後は
しばらくコハダのお寿司も食べられないかも・・・
以前も堀川かこの運河か忘れましたが
大量死の写真拝見したことありましたね。
数年前隅田川の水上バスに乗りましたが水はきれいだったと思います。
もっとも川の規模がちがいますが。
連日の臭気ブログで爽やかな新緑を台無しにしてしまいました。
でも、これが現実の姿で何とかしたいものです。
隅田川も以前は堀川以上に汚かったけど、今はずいぶん綺麗です。
どぶ川だった多摩川も鮎が遡上するようになったし、
やる気になれば水環境は良くなると思うのですが・・・
堀川も中河運河も水が流れる工夫を、名古屋市にお願いしたいですね。
行政が動かないと、難しい気がします。
この現実を多くの名古屋市民は知らないと思います。
かなりショッキングな光景でした。
この現実は、悪臭に悩む近所の人しか知らない
かもしれませんね。
魚が住めない環境を作ったのは人間なので、その
しっぺ返しが来ないうちに綺麗にしたいものです。
思わず、ぎょっとしました。
何とも哀れなコハダ…..。
酸欠?それとも水質汚染?
原因はなんでしょうね~
これでは、コハダがかわいそう!
毎年気温が上がる頃に起こる哀れな光景です。
酸欠が原因かと思いますが、そもそも酸素のない川は
既に川とは言えません。
魚の住める環境を、早く取り戻したいです。