名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

奔流

2007年07月15日 | セカンドルーム
いつもは穏やかなせせらぎが、連日の雨で水量を増し、轟音をとどろかせながら流れている。
水が赤茶色に変わったり、流木や石が動くなど、災害を引き起こすような兆しはないので、間もなくもとの清流に戻るだろう。
大型台風が本州を縦断するとの予報で、災害を心配していたけど、幸いなことに当地で目立った被害はなかった。

険しい山や谷に囲まれた飛騨は、昔から土砂災害が多い地域であった。
手入れがされていない人工林や山腹を抉って無理に作った道路などは、ちょっとした雨でも崩れてしまう。
天災は避けるのが難しいけど、人災は人間の知恵で避けなければならない。
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猪わな

2007年07月14日 | セカンドルーム
猪の縄張りと集落の境界線あたりに、巨大な猪わなが仕掛けられている。
隣のわなと比較するとその大きさが分かる。
用心深い猪をおびき寄せるため、すすきや枯れ枝でカモフラージュしたり、餌に工夫して猪と知恵比べをしている。
猪は家族単位で行動することが多いので、うまくいくと一網打尽に出来る。

わなにかかった猪は、子供たちを守ろうと必死になって暴れるが、害獣として駆除されてしまう。
山に十分な餌が無いので、お腹の空いた子供を連れて、危険な里へやって来る猪一家が哀れだ。
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山あじさい

2007年07月13日 | セカンドルーム
山あじさいが、ちょうど見ごろを迎えた。
西洋あじさいなどに比べると、地味であまり目立たないけど、近所の谷川沿いや森の木陰でひっそりと咲いている。
このあたりでは青と白しか見かけないけど、場所によってはピンクもあるようだ。

あじさいは雨に似合うといわれているように、薄暗い崖や湿気の多い谷間を好むようだ。
じめじめした梅雨時は、華やかな大輪がいいけど、時には日陰の花や夜咲く花にも惹かれる。
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お隣り

2007年07月12日 | セカンドルーム
この集落は5つの班に分かれていて、その単位で集落の行事をしたり、回覧板などで連絡を取り合っている。
町では向う3軒両隣と云われるけど、私の家から上流のお隣りへ回覧板を届けるのに、谷川を渡って徒歩5分もかかる。
この家は裏が山で、前を清流が流れ、家の脇には小さな滝まであって山水画の風情がある。
お互いに離れているので、人の気配はおろか、夜の明かりや物音が伝わってくることも無い。

田舎の付き合いは難しいとよく言われるけど、今までに煩わしい思いをしたり窮屈に感じたことは何も無い。
適当な距離感が、居心地を良くしているのかも知れない。
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雨降りの仕事

2007年07月11日 | セカンドルーム
昨日から雨が降ったり止んだりの、すっきりしない天気が続いている。
止んだと思う間もなく、黒い雨雲が流れ込み猛烈な勢いで雨が降ってくる。
山の天気は変わりやすいけど、ちょっと変化が激しすぎる。
しとしとと降り続く雨なら、あきらめて中の仕事に切り替えるけど、そうでもないので出たり入ったりの繰り返しになってしまった。
犬もそのつど様子を窺うように、畑にやってくる。

雨が止むのを待っていたら、雑草の勢いに負けてしまうので、近所の人たちは雨合羽に菅笠で野良仕事に精を出す。
にわか百姓はそんな気力も無く、雨が降ってくればすぐ家に入ってしまう。
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草刈り

2007年07月10日 | セカンドルーム
今日の飛騨は、曇り時々雨で、梅雨冷えの肌寒い一日となった。
雨が止んだところで、軟らかくなった畑の草取りを始めたが、先日痛めた腰が疼いてきたので早々に切りあげた。
こんな天候は苦手で、少々暑くても梅雨明けが待ち遠しい。

隣の老夫婦も斜面の草刈りが終わって、刈り取った草を高く積み上げていた。
その体力と根気には、いつも圧倒されてしまう。
草刈りは夏の終わりまで続き、3mを越す草の塔があちこちに作られていく。
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高山の日課

2007年07月09日 | セカンドルーム
5時起床、犬の散歩、朝食、午前は畑仕事と木工、夕方は午前の仕事の続きと、こんな日課がまた始まった。
名古屋ではほとんど体を動かすことは無いけど、ここでは仕事以外にも炊事、洗濯、掃除などすべて一人でやらなければならない。
1年のうち300日くらいは高山にいるけど、最近は名古屋の用事が増えて滞在も長くなり、直ぐには元のペースに戻らない。

ユキ(柴犬)は借りてきた犬のように、おとなしく精彩が無かったけど、こちらへ戻ってきたら目つきや動きまでが溌剌としてきた。
飼い主はそれ程すばやい順応が出来ない。
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高山へ

2007年07月08日 | セカンドルーム
しばらく留守にしていたので、戻ってきたら庭も畑も草ぼうぼうになっていた。
きゅうりもヘチマの様に大きくなっていたし、くもの巣が家の中まで張り巡らされていた。
今の時期は、家を留守にすると元へ戻すのに時間がかかる。

名古屋を出て飛騨に入ると、カーエアコンは切って走ることにしている。
昼間の気温はそれ程変わりはないけど、森の緑や清流が体感温度を下げてくれるので、涼しく感じる。
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横浜から湘南へ

2007年07月07日 | セカンドルーム
昔一緒に仕事をしていた仲間と、横浜へ行ってきた。
当時、支店のあった桜木町界隈は、再開発ですっかり様変わりしていた。
大桟橋から見る摩天楼の夜景は素晴らしかったし、当時の古い建物が残っている町並みも懐かしかった。

翌日は葉山、逗子、鎌倉と海沿いをドライブし、以前住んでいた町を訪ねることも出来た。
そこの桜並木もすっかり大きくなり、時の流れの速さを感じるセンチメンタルジャーニーの2日間だった。
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名古屋の休日

2007年07月05日 | セカンドルーム
名古屋の夏は、年々暑くなっていくようだけど、今日は風もあってしのぎ易かった。
柴犬のユキも、しばらくすると周りの様子や蒸し暑さにも少し慣れて、過剰な反応もなくおとなしい。
いつもは放し飼いで自由に野山を飛び回っているのに、玄関につながれて窮屈そうだけど、それなりの過ごし方を学ぶようだ。

花壇の中や植木鉢、ダンボールの中など、季節によって場所を選んでいる。
今は、少しは冷たい玄関のタイルの上が最も居心地が良いのか、ひたすらそこで寝そべっている。
飼い主も納まりの良い所でゴロゴロ。
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日間賀島

2007年07月04日 | セカンドルーム
もと会社のOB会ハイキングサークルで、知多半島沖の日間賀島へ行って来た。
島を一周するハイキングが目的であるが、歩いた後の活きのよい魚料理を楽しみにしている人も多い。
起伏の少ない島は、歩き易いけど風も無くまるでミストサウナの中にいるような蒸し暑さだった。
その分、風呂上りの冷えたビールと食事は格別のうまさだった。
日ごろ山を歩いているので、海辺のウォーキングも楽しみが多い。

料理は鯛、ひらめ、伊勢海老、いか、うになどの舟盛りをはじめ、車えび、しゃこ、たこ、あなご、あおりいか、大あさりなど旬の地魚が次々と出てきた。
多少足の便は悪くなるが、島へ渡っただけで料理の内容も格段に良くなる。
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木いちご

2007年07月03日 | セカンドルーム
木いちごが、オレンジ色の実をたくさん付けていた。
食べ頃の実は、手でちょっとつまんだだけでポロッと落ちる。
完熟の実は家に持ち帰っても実が崩れるほど軟らかいので、その場で食べるのが一番おいしい。
蟻も熟した実を狙って、粒の間に潜り込んでいるので気を付けないと蟻ごと食べてしまう。

今は桑いちごも濃い紫色に熟していて、散歩の行き帰りには食べ比べをしている。
桑のほうが小粒で甘味が強く、濃厚な食感だけど、木いちごは、ほのかな甘酸っぱさが口に広がり、淡白で瑞々しい。
二つ並んでいると、瑞々しいほうに手が出てしまう。
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家庭菜園

2007年07月02日 | セカンドルーム
山すその畑では、絹さやえんどうの盛りが過ぎて、ようやくきゅうりが採れ始めた。
トマトの玉も日に日に大きくなってきたので、間もなく赤く色づいて食べ頃になる。
雨が降り気温が高くなると、トウモロコシの幹は急に太くなり、きゅうりの蔓は勢いよく伸びていく。

露地栽培は、雨や晴れ・気温など、微妙なバランスで保たれているようだ。
これが少しでも崩れると、成長が遅れたり、害虫や病気が発生して収穫に影響する。
お天気任せの畑からは、形もまばらで虫食いあとも目立つけど、ちょっと美味しい作物が取れる。
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笹ゆりの開花

2007年07月01日 | セカンドルーム
裏山の笹ゆりが開花した。
栽培種の華やかさは無いが、ひっそりと咲く清楚な姿と香りは人をひきつける。
心ない人が持ち去ったり、無粋な猪が根を掘って食べてしまうので、だんだん少なくなっていく。
山里の佳人は、近くでそっと見ているだけがいい。

笹ゆりの香りを好む人も多いが、このあたりでは切花にして部屋に飾る人はあまり見かけない。
かつて養蚕をしていた頃は、笹ゆりを部屋に活けておくと、蚕が繭を作らなくなると言われていた名残かも知れない。
蚕も甘い香りに惑わされて、巣作りを忘れてしまうのだろうか。

ホームページ「飛騨の山里暮らし」を更新しました。
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