森の散歩道

四季の自然・野鳥・花・生き物など

立山カルデラ見学会

2010-09-04 | 立山
9月3日 会の研修会で、立山カルデラ砂防体験学習会に参加しました。過去2年続けて抽選に当たっていますがどちらも雨で中止になり、今回3回目で良いお天気となり行われました。
健脚多枝原コースとなっていましたが、2時間ほどの歩きでそれほど大変ではありませんでした。
砂防博物館から立山カルデラまでバスで片道約2時間、有峰記念館、跡津川断層、六九谷展望台、多枝原展望台、立山温泉跡地、噴泉、護天涯の碑、最後に天蓋の湯(足湯)で疲れを癒しました。

コンデジで撮ったので見難いのですが撮った写真を何枚かアップしました(順序が不動です)


六九谷展望台から



何だか工事現場の作業員のようですね。見学会はヘルメット着用です。



山の上はガスって見えませんでしたが山が崩れ落ちた名残が間近で見られました。



多枝原平(だしわらだいら)展望台から



天蓋の橋 湯川に架かるつり橋を渡るときは、ちょっとスリル感が味わえます。






噴泉



立山温泉跡 昭和44年(1969年)に登山道が豪雨により流出し、昭和48年(1973年)に閉鎖されてしまいました。現在は浴槽跡などが残っています。



サラシナショウマがたくさん咲いていました。他に花が咲いていましたがゆっくり撮る時間がありませんでした。



泥鰌池 安政5年(安政5年18584月9日)の災害の時、大鳶山、小鳶山などが崩壊し、その後大雨が降り、湯川がせき止められいくつもの池が出来ました。泥鰌池はその名残です。フナ、ドジョウがいます。



天涯の湯 足湯に浸かって、疲れがとれました。
お水とお湯が出ているそうで、チェックをする人がいます。






跡津川断層 (国指定天然記念物)


天涯とは、「天のはて、極めて遠く隔たったところ」という意味で、富山平野の土砂災害を防ぐために人里離れた立山カルデラで働く人々の苦労を称えることから使われとのことです。
カルデラとは、火山に出来た大きな凹地のこと。ポルトガル語のカルディーラ(グツグツ煮るのに使う鉄製の深い大なべ)から来ています。
新しい堰堤が完成して、埋まった土砂の工事も続けられています。9月1日の防災の日は終わりましたが、防災について考えた見学会でした。ガイドさんの詳しい説明も聞いて、お世話になりました。



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