森の散歩道

四季の自然・野鳥・花・生き物など

モリアオガエルの産卵 縄ガ池

2011-06-15 | 自然観察会

 6月14日ネイチャークラブの6月例会に参加して、幹事のKさんご夫妻、Mさんのご案内で南砺市 縄ガ池を訪れました。

先に寄ったつくばね森林公園では、モリアオガエルの珍しい産卵のようすを見ることが出来ました。

この日は、雨上がりと時間的条件などが一致したことで運よく見られました。♀に群がる♂が協力し合って産卵するようすが感動的でした(^v^) 

 

 モリアオガエル  体が平たく足の吸盤が発達し何処にでもくっつきます。樹上で暮らす珍しいカエルです。体長5~9cm

繁殖期の4~7月頃は、水辺に突き出た枝や葉に白い泡状の巣をつくり、300~500個の卵を産みます。

 

大きいメスの背中にに、小さいオスが乗っています。

 

産卵が始まりました。泡の中に黄色い粒の卵が見えます。メスは足で泡を掻き混ぜます。

 

 見守る♂が面白いと思いました。

 

卵塊  幼生になると、下の池に落ちて水中で成長します。

 

 

  

 縄ガ池は、標高830mの山あいにある、周囲約2kmの堰きとめ湖です。池を取り囲むようにブナが生い茂っています。

一周約2時間のコースを歩きました。途中で撮った生き物と植物をアップしました。

 

 

水芭蕉群生地では、水芭蕉の花の時期が終わっています。

 

アオダイショウ  とぐろを巻いていると怖いです

 

 クロサンショウウオの池では、クロサンショウウオの卵や子供を狙ってか、アカハライモリが侵入していました。

 

アメンボも観察しました。 カメムシの仲間です。

甘い匂いがするので、飴ん坊が名の由来。6本の足のまん中の足2本を動かして泳ぎ、上と下の4つの足は浮の役目をするようです。

小さいアメンボをおんぶしています

 

 ツリバナ

 

イタヤカエデ

 

アズキナシ

 

午後からブナ林を歩きました。  

登山道を歩いている時、姿は見えませんが近くでジュウイチ、ホトトギスの声を聞きました。コルリの声もよく聞こえました。

 

今年は、クマの好きなブナの実つきがいいようです。

 

 草沼山 標高 1080.7m へ登りました。

 

 

山頂からの展望  散居村と麦畑が眼下に広がっていました。

 

夫婦滝  左の太い方が奥さんの滝だそうです(*^^)

 

 

 滝の近くで、キセキレイを見ました。

 

 

山間には、まだまだすばらしい多くの自然が残っていることに感動した一日でした。楽しい思い出がまた一つ増えました。

 

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