初夏~梅雨のころに圧倒的に多い白花ですが、今回はクリの花を取り上げてみました。クリの花は木全体に白く沢山咲いているので遠くから見てもよくわかりますが、この花の大部分は雄花なのですね・・・
雌花はいくつかの花序の基部に付きます。
クリの独特の甘い香りには虫たちが沢山寄ってきて受粉させますが、雨が多い年は豊作と言われ、雨によって雨滴に溶け込んでしたたり落ちた花粉によって自家受粉するウ雨媒花ともされています。(・・・と言うことは今年は空梅雨だから豊作じゃないのかな?)
雌花は総苞に覆われた球形の中に3個づつあります。↓は中央の花の花柱(針状で9~10本)は総苞の外に大きく突き出していますが左右の花柱は小さいかまだ出てきていませんね。
おまけは雌雄異株のキウイフルーツの花です。原種は中国原産のオニマタタビで、これをニュージーランドで品種改良したのです。この実がニュージーランドに生息する鳥・キウイに形や色が似ているのでこの名前が付いたそうです。↓の花は雌株に咲く両性花です。両性花でも雄花の花粉がないと実ができないのです・・・
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